日本科学未来館がオープン以来最大のリニューアル 「呪怨」清水崇監督の映像作品も
リニューアル記念で、期間限定で常設展の入場とドームシアターの鑑賞が無料に。
日本科学未来館(東京都江東区)の常設展が4月20日にリニューアルオープンします。常設展の総面積の半分近くのエリアが新しくなるなど、オープン以来最大のリニューアルとしています。
常設展には6つの新しい展示が登場します。地震や異常気象などのハザードに関する展示「100億人でサバイバル」、50年後の理想の地球から逆算してさまざまな問題を考えるゲーム形式の「未来逆算思考」、ノーベル賞受賞者からの問いを提示する「ノーベル Q ノーベル賞受賞者たちの『問い』」、AR(拡張現実)を使って地球ディスプレイ「ジオ・コスモス」を操作する「ジオ・プリズム」、東京スカイツリーの石灰に携わった吉野繁氏が手掛ける新デザイン空間「ジオ・コックピット」、現在の宇宙開発や海洋探査などの研究を紹介する「フロンティアラボ」が新展示となります。
ドームシアターにも新しい映像作品「9次元からきた男」が加わります。こちらは「万物の理論」がテーマの3Dドーム映像作品で、「呪怨」や「魔女の宅急便」などで知られる映画監督の清水崇氏が演出を担当しています。日本科学未来館公式YouTubeチャンネル「MiraikanChannel」では予告動画がアップされており、360度3D動画バージョンも用意されています。
さらに3階と5階の出入り口には、大型スクリーンでみんなの「問い」や「考え」、「行動」を紹介する「ミライゲート/セカイゲート」という新たな演出が加わります。公式アプリもリリースされ、館内の展示をめぐりながら、また帰った後も「問い」を持ち帰って考えることができます。
他にも5階にトークイベントなどをおこなうアクティビティスペース「コ・スタジオ」を設置し、館内のイベントはこちらで開催されるようになります。
リニューアルに先立ってリニューアルオープン・プレイベントが3月6日に開催されます。14時30分から16時30分までサイエンティスト・トーク「未知の災害ダメージを『想定外』と言われないために」、17時20分から17時50分まで「9次元からきた男」先行試写会がおこなわれます。サイエンティスト・トークは入館料のみで参加可能で事前申し込みは不要、定員は40人。試写会は参加費は無料でWebによる事前申し込みの抽選制、定員は60人です。
リニューアルを記念して、2016年4月20日から4月24日まで、常設展の入場とドームシアターの鑑賞が無料になります。
なお、リニューアルにともなって現在一部の展示エリアが閉鎖されているため、注意が必要です。詳しくは日本科学未来館のwebサイトから確認してください。
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