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セイコー、時計のパーツ1200個でピタゴラ装置制作 一番小さいパーツは0.7mm

精密で美しい「時間」のアートです。

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 1200個・47種類の時計パーツでピタゴラ装置をセイコーホールディングスが作成しました。ふぁぁあああ……美しい。

歌はやくしまるえつこさん

 ピタゴラ装置には、実際にセイコーの機械式腕時計に使われているねじや留め具などを採用。部品だけでなく時計を作るための工具なども使用されています。

 企画から丸一年をかけて完成したというこのピタゴラ装置。時計のパーツでできた街で暮らす人々が隠れていたり、真っ赤なハートが動く特注の腕時計サイズのスリットアニメーションマシーンが登場したりと、細かな仕掛けがたくさん詰まっています。動画の撮影時間は70時間にも及んだとのこと。

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全てはここから

時計職人と連携をしながら装置が動いていきます

時計を作るための道具たち

ルビーが登場。装飾に使われているものかなと思いきや、軸受けの摩耗を最小限にするため時計のパーツの中にはいくつものルビーが使われているのだとか

 エンドロールでは、「Cast」として47種類それぞれのパーツの名前を紹介。時計への愛が垣間見えます。

 動画の音楽は、CEOの服部真二さんが手がけたもの。「時代とハートを動かす SEIKO」というグループスローガンのもと、歌詞を社員から公募しました。


パーツの街で暮らす人々

腕時計サイズのスリットアニメーションマシーン

最後のシーンがぐっときます
メイキング映像

 「昔は『時』に『音』を付けて時間を告げていた」とのことから、セイコーは「ここでしか聴けない音楽」をテーマにしたテレビ番組コンサートなど、これまでにも音楽活動への取り組みを積極的に実施しています。

太田智美

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