ニュース

KISSのコラボ浮世絵「浮世粋男接吻四人衆之内宝琉須丹礼」が粋でいなせ

江戸から伝わる技術。

advertisement

 世界的ロックバンド「KISS」の4人をモチーフにした浮世絵「浮世粋男接吻四人衆之内宝琉須丹礼」が限定販売されている。

 描いたのは絵師の石川真澄氏。歌川国芳の「国芳もやう正札附現金男 唐犬権兵衛」をベースにポール・スタンレーがメイクをしている様子をイメージして作成された。着物の柄は地獄変妖図でジーン・シモンズを閻魔大王に、トミー・セイヤー、エリック・シンガーを鬼に見立てた。帯の柄はエリック以外の家紋風マークにし、肩に掛けた手ぬぐいの柄をエリックのベストに施されている「○に力の字模様」にした。背景には代表曲「Rock and Roll All Night」の歌詞を抜粋し、和訳で表現されている。

KISSの4人

 制作期間は6カ月、30回以上にも及ぶ摺り合わせで得られる豊かな色彩と風合いが楽しめる逸品となった。「KISS」とのコラボ浮世絵作品第3弾で、三井ミュージックが200枚限定(サインあり100枚、サインなし100枚)で販売している浮世絵プロジェクトの一環。

advertisement

 浮世絵プロジェクトは江戸時代から約400年にわたり「江戸浮世絵木版画」の技術を伝承する職人たちにより現代に新たな浮世絵が蘇らせるというもの。絵師・彫師・摺師の熟練した技術と、その三者を統括する「版元」があって初めて完成する総合芸術だが、現在仕事の減少に伴い、深刻な後継者不足、技術存続の危機に見舞われているという。“浮世絵で世界をつなぐ”をテーマに新しい作品を作り、この伝統技術を後世に伝承し、日本の素晴らしいアートを世界に発信していくのが目的。

 3月18日からKISS ARMY JAPAN Official Storeで先行販売されており、3月23日からはタワーレコード渋谷店やタワーレコード難波店、Tokyo Otaku Mode浮世絵プロジェクトのECサイトで販売される。価格はサインありが23万7600円、サインなしが10万8000円(ともに税込)。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 刺しゅう糸を20時間編んで、完成したのは…… ふんわり繊細な“芸術品”へ「ときめきやばい」「美しすぎる!」
  2. 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」【大谷翔平激動の2024年 現地では「プレー以外のふるまい」も話題に】
  3. 後輩が入手した50円玉→よく見ると…… “衝撃価値”の不良品硬貨が1000万表示 「コインショップへ持っていけ!」
  4. 友達が描いた“すっぴんで麺啜ってる私の油絵"が1000万表示 普段とのギャップに「全力の悪意と全力の愛情を感じる」
  5. 毛糸6色を使って、編んでいくと…… 初心者でも超簡単にできる“おしゃれアイテム”が「とっても可愛い」「どっぷりハマってしまいました」
  6. 「これは家宝級」 リサイクルショップで買った3000円家具→“まさかの企業”が作っていた「幻の品」で大仰天
  7. 「人のような寝方……」 “猫とは思えぬ姿”で和室に寝っ転がる姿が377万表示の人気 「見ろのヴィーナス」
  8. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  9. 山奥で数十年放置された“コケと泥だらけ”の水槽→丹念に掃除したら…… スッキリよみがえった姿に「いや〜凄い凄い」と210万再生
  10. 13歳少年「明日彼女に会うから……」 パパを説得してヘアカットへ→大変身した姿に「生まれ変わった」「全く別人みたい」【海外】