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「ガンダム」や「ゴルゴ13」で土木を感じよう! 京都国際マンガミュージアムで開催中の「どぼく+マンガ展」に行ってきた

宇宙戦艦ヤマトの建造に必要な費用も分かる。

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 普段、あまり注目することがない道路標識や街中での工事作業、そして土木建造物が実際にはどれだけ工夫が凝らされているのか、マンガやアニメを通じて知ることができる展示会「どぼく+マンガ展」が京都国際マンガミュージアムで開催されています。

京都国際マンガミュージアムの入口

 会場に入ると高速道路でよく見る案内標識が出迎えてくれます。実際に使われていた標識で、車内から見るとそれほど意識しないのですが、自分の身長に近かったのでタテに160センチくらいと実に大きいことが分かります。また、使われている文字のフォントも高速で動く車から見やすいように、簡略化されています。

近くで見るとデカい!

 入って左側には「ドボジョ!」や「最強伝説 黒沢」など土木をテーマにしたさまざまなマンガがズラリと並べられています。これらはすべて京都国際マンガミュージアムが所蔵しているもので会場でも読むことができます。

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個人的には、もりやまつる先生の「親父」を置いているのがうれしかったです

 その横には、「マジンガーZの格納庫」「機動戦士ガンダムのジャブロー基地」など、マンガやアニメに登場する建築物を現在の土木技術で設計企画したコーナーが。総合建設業社「前田建設」に所属する本物の建設業者の方々が、“もしも実際にアニメやマンガの建造物を施工したら”を企画する「前田建設ファンタジー営業部」によるもので、さすがゼネコンの本気とうなる工期や予算が算出されているのが確認できます。

当時「マジンガーZ」が掲載されていた「週刊少年ジャンプ」も展示中しています
会場内には、劇団「ヨーロッパ 企画」による舞台演劇「前田ファンタジー営業部」もビデオ上映中

 会場の真ん中には、京都で大正から現在にいたるまで使用されているマンホールの実物展示がされています。マンガなどでは簡単に開くマンホールですが、現行のマンホールはカギがかかるようになっており、簡単に開くわけではないことが説明されています。

現在主流となっているマンホール。まさか自動で鍵がかかるようになっているとは……
大正時代に作られたものがこちら。大体100年ほど前の物になります。驚くべきことに、左のマンホールは現在でも一部使用されているそうです

 この他にも「ゴルゴ13」の背景に描かれた建築物を解説したコーナーや、普段何気なく過ごしている日常がいかに土木技術に支えられているのか楽しみつつ感じられる企画展となっています。

 また、展示と連動し4月10日に「工場萌え」や「ジャンクション」などの写真集の著者の大山顕氏を迎えたトークイベント「どぼくカフェ」も開催される。

 入場料は、大人が800円。5月10日まで開催されています。京都国際マンガミュージアム内では、京都在住のプロモデラーたちの展示会「京都模型の匠展 第二章」などの企画展も同時開催されています。

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天井には工事現場で使われるさまざまなヘルメットが吊り下げられているなど、インテリアにもこだわりが
出口にこんな看板が。出るときにはお金を払う必要はないので、ご安心を
「京都模型の匠展 第二章」は5月29日まで開催中

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