来年20周年を迎える「クーロンズ・ゲート」VR映像体験イベントに応募者殺到 新たな販売コンテンツも検討
「クーロンズ・ゲート」の制作陣による企業ジェットマンが、産学連携プロジェクトとして開発。
異様な世界観とストーリーでプレイヤーを魅了し、「伝説の奇ゲー」とも呼ばれたプレイステーション用ゲーム「クーロンズ・ゲート」。そんな同作を、VRコンテンツとして「Oculus Rift」で楽しめる「第2回 クーロンVR 体験イベント」が、応募受付を前倒しで終了するほどの人気を集めています。
同イベントは「クーロンズ・ゲート」制作陣が中心となって設立した会社・ジェットマンと、宝塚大学の産学連携プロジェクトとして企画されたもの。17日23時まで補欠者の応募を行っています。
「第2回 クーロンVR 体験イベント」は、ゲームエンジン「Unreal Engine 4」で再現した「クーロンズ・ゲート」の世界を、360度サウンドのナビゲーション、「Oculus Rift」によるVR映像で体験できるイベント。ゲーム内で実際に使用された素材を用いており、同作のディープな世界をよりリアルに楽しめるそう。
「クーロンズ・ゲート」が発売されたのは、1997年。なぜ、それほど昔に発売されたゲームのイベントが、産学連携プロジェクトとして行われているのでしょうか。ジェットマンに電話で伺ったところ、同社には、宝塚大学の教授としてゲームの企画、開発などを教えている社員が数人おり、最新技術を使用した研究として、VRコンテンツ化した「クーロンズ・ゲート」の開発を行っているとのこと。現在、VR端末を使用したゲームはFPS、ホラーなどが多く、その対極として「毎日5分ずつ潜れるVRコンテンツ」の制作を目標としているそうです。
この研究で「クーロンズ・ゲート」を使っているのは来年、同作が発売20周年を迎えるほか、設定資料集が刊行されたり(関連記事)、コンサートイベントが実施されたりと盛り上がりを見せているため。2月に開催した第1回目の体験イベントも、発売当時からのコアなファンが多く訪れ、盛況だったとのこと。VRコンテンツになった同作を見て、感激のあまり泣いてしまう人まで現れました。
人気が集まっていることを受け、第3回となる体験会も実施される予定。また、クラウドファンディングを行い、「クーロンズ・ゲート」の販売コンテンツを制作することも検討しています。
(マッハ・キショ松)
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