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VRコンテンツ開発会社のAVATRAが、江戸時代の町並を仮想空間に再現する「江戸の町VR化プロジェクト」を始動。クラウドファンディングサイトの「CAMPFIRE」で資金調達を開始しました。
3Dモデル製作には「3dsMAX」、VR化には「Unreal Engine4」を使用。歴史研究家にして3DCGアーティストの中村宣夫を監修に迎え、当時の町並を正確に再現します。
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リリースは10月を予定。ソフトは5000円の出資で入手でき、10000円以上の出資でVR視聴用のハコスコが付属します。10万円以上出資した場合は、ユーザーが顔写真を元に3Dモデル化され、作品内に登場できる権利も。
調達資金が初期目標の500万円に達すると、日本橋界隈(かいわい)の町人街が再現されます。以降、資金次第で再現範囲は拡大。丸の内の大名屋敷群や浅草界隈、果ては江戸城まで、華やかな江戸の世界を体験できるようになります。
発起人の大石真教(しんきょう)さんは寺生まれで、役僧からITベンチャーに転職したという異色の経歴の持ち主です。彼は江戸時代の区画の多くが、現代の東京に残っていることから、「江戸を知ってこそ日本人のアイデンティティを知ることができる」と考察。原点回帰がさらなる東京の発展につながると考えており、「日本人のみならず世界中の人々に、江戸の町の真の姿を体験してもらい、日本文化の奥深さを味わって欲しい」と述べています。
(沓澤真二)
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