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3240円で時間無制限飲み放題の神店が新宿に ビール、日本酒、果実酒、焼酎、カクテル作りたい放題 「梅干し」「ミニトマト」「ライム」などトッピングも全て無料

神店現る……!

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 3240円で時間無制限飲み放題という神店「HAVESPI」(ハベスピ)が東京・新宿に誕生した。このお店には、焼酎100種類以上が取りそえられているほか、ビール、日本酒、果実酒も追加料金なしで飲み放題。さらにカクテルが作りたい放題で、トッピングとなる「梅干し」「ミニトマト」「ライム」「レモン」「大葉」なども全て無料。神店だ。内覧会に行ってきたのでレポートする。

 店内は60席ほど。壁一面に焼酎が並べられ、その横にビールや日本酒、果実酒、ソーダなどが置かれている。カウンターやテーブル席のほかにお座敷席も用意され、ゆったりとくつろぎながらお酒を楽しむことができる。


エレベーターが開くと、大きなロゴがお出迎え

カウンター席、テーブル席、お座敷席が用意されている

こちらが少し奥にあるお座敷席

壁一面に並べられた焼酎たち

この中には果実酒や日本酒が

アイスコーナーも

 それではさっそくいってみたい。まずは、「くり焼酎」をロックでいただく。「くり焼酎」というだけに、ほんのり栗の香りが。ちびちびと、飲んでいく。おいしい。

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 次は、果実酒。焼酎は全般的に度数が高いため、果実酒などで身体を休ませながら楽しみたい。選んだのは「いちごの果実酒」。果肉が入った甘酸っぱいいちごがうれしい。

 焼酎に戻る。続いて選んだのは「またたび葉焼酎」。度数は25度とそれほど高いわけではないが、酔う。ほろ酔いながら、次のお酒へ。

 4杯目に選んだのは、焼酎を使ったカクテル「みぞれサワー」だ。このお店には焼酎を使ったオリジナルレシピが用意され、自分でカクテルを作ることができる。「みぞれサワー」は、氷を入れたグラスに焼酎45mlを入れ、好きな味のサワーで割って軽く混ぜ、最後に大根おろしをトッピング。焼酎に大根おろしと聞くと違和感しかないが、大根おろしをこれでもかと大量に入れて実際に飲んでみると驚くだろう。

 このトッピングの大根おろしももちろん無料。ほかに、梅干し、きゅうりの千切り、レモン、ライム、かぼす、ミント、ミニトマト、お酢(黒酢、果実酢、米酢)、大葉などもあるが、全て無料だ。

 5杯目は「レタス焼酎」をチョイス。このころからだんだんピントが合わなくなってくる。これまでに飲んだことのないお酒の味で、ちょっとクセの強いお酒だ。ライムを入れて楽しむ。幸せだ。

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 コップが汚れてきたら、専用の機械で洗い流す。これまた楽しい。

 そんなこんなしていると、お店の人が「バチ割り焼酎」というものを作ってくれた。「バチ割り焼酎」とは、ボウルのような大きい容器に氷をたっぷり入れ、その中にライムやソーダなどを混せ、そこからおたまのようなものでコップに注いでみんなで飲むというスタイル飲み方。1つの器から大勢で飲めるのも、ここならではの楽しみ方だ。

 せっかくなので日本酒もいってみる。このお酒はチーズに合うお酒として置かれている。口の中も胃袋ももうパラダイス。

 焼酎カクテルにはまった筆者は再び「ゴールデン街」というオリジナルカクテルへ。「ゴールデン街」は、グラスに焼酎、大葉、ライムスライスを入れてつぶし、氷を入れてジンジャエールを注ぎ混ぜる。これが最高! シソの香りがすごく効いていて、夏に飲みたくなるクセになるカクテルだ。家でも作りたい……。

 次は、「HARESPI風サラダカクテル」を注文。基本自分で作るのがこのお店のルールだが、運が良ければ店員さんが作ってくれることも。「HARESPI風サラダカクテル」は、焼酎と野菜ジュース、クエン酸をシェイカーに入れ、シェイクしたあとグラスに注ぎ氷を入れる。仕上げにミニトマト、ライムスライス、ミントを添えて完成だ。野菜ジュースの味が強く、焼酎っぽくなくスイスイ飲めてしまう危険なカクテル。やはり、人に作ってもらったお酒は格別だ。

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 記念すべき10杯目は、「河童サワー」に挑戦。トッピングコーナーにあった「きゅうりの千切り」が何なのかチラチラ気になっていたのだが、ついにこのときがやってきてしまった。未知との遭遇とはまさにこのこと! それではいただきます……。

 ……!!! 野菜と焼酎がこんなに合うとは! 焼酎が苦手という人でも、カクテルにすると何杯でもいけるような気がする。実はこのお店に野菜で作られた焼酎やトッピングが多いのは、店長が4年間サラダ屋さんに務めていたため。そのサラダ屋さんで2年半店長を務めたあと、「野菜×焼酎」という新たな酒屋として新しい価値を生み出したいと始めたのがこのお店だ。「焼酎は衰退が激しい業界。実は、多くの蔵元が廃業となっており、その流れは加速している。その中で私たちが新しい仕掛けをしていきたいと思った」(店長)。

 その後、隣の人から「大吉サワー」という焼酎カクテルをひとくちもらい、おすすめの「情熱の大和撫子」をいただく。「情熱の大和撫子」は店員さんが作ってくれたのだが、タバスコをドバドバと5滴ほどたらし、ひゃああとなっていた。が、飲んでみるとピリピリと刺激があって12杯目となるころにはちょうどいいカクテルだった。


大吉サワー

情熱の大和撫子

 「風龍」を水割りで、「わさび焼酎」をロックで、ロック専用焼酎「クールロックス」を飲んで今日はここまで。もう最高だ。


やばいよう!

わさび

締めはコレ!

 これだけ好き勝手おいしいものばかりを飲んで3240円。時間無制限で食べ物の持ち込みも可能、途中退出しておつまみを買い出しに行ってもいいし、デリバリーを頼むのも自由。

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 なんだこの神店。新宿の夜が、ますますまぶしい。

太田智美

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