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「猫の写真を撮るときにフラッシュを使わないで」 失明の危険性を訴えた注意喚起が話題に

敷地内の飼い猫をフラッシュ撮影され失明する猫が出てしまったとのこと。

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 Twitterユーザーのヤク物(@nezikure)さんが、「動物の写真を撮る時にフラッシュを焚かないで」と注意喚起したツイートが大きな話題になっています。ヤク物さんは敷地内の飼い猫を観光客に無断でフラッシュ撮影され、その猫が失明してしまったと強く注意を訴えています。

 きっかけは養鶏を営むヤク物さんの実家で起こった事件。ある観光客が無許可で敷地内に入り、大きなカメラ機材でフラッシュをたいて猫たちの写真を撮っていたそうです。近隣の住民に注意されたものの「撮影が趣味」「別にいいだろ」などと反論したため、警察を呼ぶ事態に発展。その周囲で、脚で必死に「額を拭う様な動き」を繰り返して鳴いている飼い猫が発見されました。

 病院に連れていくと猫が目が見えていない状態になっていることが判明。動物園や水族館などでも多くは「フラッシュ撮影禁止」となっていますが、特に夜行性の動物である猫などは弱い光を多く取り込める目を持っており、フラッシュの光を当てると失明する危険があるとされています。この猫は回復の見込みが全く無いわけではないがほぼ元通りにはならないとのことで、ヤク物さんは注意と同時に強い怒りもあらわにしています。

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強い光に弱いのが猫の目

 ツイートは大きな議論を呼び、ヤク物さんは複数の動物病院などにも相談したそう。カメラのフラッシュが原因で失明にまで至るのは非常に珍しいケースですが、原理的にありえないことではないそう。また、フラッシュが恐怖や苦痛など猫に強いストレスを与えることは確かで、今回は猫が高齢だったこともあり、高血圧などもともと持っている症状に、フラッシュによる興奮が引き金となって急性の網膜剥離を起こした、といった可能性も考えられるそうです。

失明はレアケースですが、それでもフラッシュの使用は厳禁

 特に視覚が発達していない子猫や、暗闇にいて瞳孔が開いている状態の猫にフラッシュの強い光を当てるのは危険なため、くれぐれも注意が必要。どうしても暗い場所で猫を撮影したい場合は、猫に直接光を当てないよう間接的な照明を使用したり、カメラの設定などで調整するようにしてください。

猫の安全を考えた写真撮影を

たろちん

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