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賛否両論あった「アイスバケツチャレンジ」のその後が明らかに 寄付120億円、遺伝子についての発見など大きな成果

難病ALSの周知・治療という本来の目的にもつながったようです。

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 2014年にネット上で大きなブームになった「アイス・バケツ・チャレンジ」。筋萎縮性側索硬化症(ALS)の治療を支援するために行われたこの運動が、大きな成果につながっているとALS協会が発表しました。

ALS協会

 ALSは筋肉がやせ細り、体を動かすことや呼吸などが困難になる難病。アイス・バケツ・チャレンジはこの病気を周知するためにFacebookやYouTubeなどで行われたもので、指名された人は氷水をかぶる動画を投稿するか、ALS協会に寄付をするか(もしくはその両方)を選び、次の3人を指名するという仕組みでした。

 多くの著名人が参加して流行した一方、過激なパフォーマンスに走って事故を起こす人なども登場。「悪ふざけ」「単なる売名行為」など本来の目的であるALS治療につながっていないのではないか、という批判も集まっていました。

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アイスバケツチャレンジで集まった寄付による成果も(ALS協会公式サイトより)

 ALS協会によると、この運動が始まって2カ月で1億1500万ドル(約120億円)の寄付が集まり、150以上の調査や研究プロジェクトを進めることができたとのこと。発症の原因に「NEK1」という遺伝子が関係していることも新たに判明し、ALS治療法の発見に一歩前進したとしています。

 ALS協会からは「アイスバケツチャレンジをきっかけにしたあなたたちのサポートが大きな影響を与えています!」と感謝するメッセージも。賛否両論あったアイスバケツチャレンジですが、ALS治療という目的に対しては大きな貢献を果たしているようです。

2016年8月25日修正

 記事タイトルを「新遺伝子の発見」としておりましたが、正確には「新しい」遺伝子を発見したわけではないため修正いたしました。

たろちん

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