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「銀行封筒で郵送された」のツイートが物議 銀行と日本郵便に見解を聞いた

最後の砦は個人の良識?

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 ATMの近くに置かれている銀行封筒。本来はATMで下ろされた現金を一時的に入れるため銀行が用意した物ですが、Twitter上に「銀行封筒を郵送時の封筒として使用された」とするツイートが登場し、物議を醸しています。

 この銀行封筒を使用した郵送に関しては、「通常の封筒のように郵送に耐えうる強度を持っていないらしく、内包物がダメージを受けやすい」「最悪窃盗になるのでは」「無料で持ち帰れるからといって郵送用に持ち帰るのはモラルがない」などの批判や、「そもそもJIS規格に定められた『封筒』ではない」という意見も。また、“自分も銀行封筒で送られたことがある”という意見もあがっているようです。

「封筒」に適合する封筒の条件(日本郵便のサイトより)

 銀行封筒を使用した郵送について、首都圏の某銀行に問い合わせたところ、「今まで銀行の封筒を使われたことによってクレームが届いたことはない」としながらも、「封筒はあくまでも現金を入れるために置いているが、“ご自由にお取りください”としているのでそれ以外の用途をする事もあると思う。使いみち全ての把握はできない」とコメント。封筒の強度に関しても「強度についてははっきり言えないが、郵送に使用されることをそもそも想定していないのは確か」としています。

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 日本郵便も「包装に関しては送達中に郵便物が損なわれないため、丈夫な紙で行うよう定めた約款はあるが、特に銀行の封筒を使わせないための対策はしていない」とコメント。“常識的にどうなのか”との意見の多い銀行封筒での郵送ですが、個人の良識に委ねられている側面があるようです。

弊社の封筒は郵送用だから大丈夫!

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