ニュース
NEC、漆器の美しさを再現したバイオプラスチックを開発 装飾性と環境へのやさしさを両立
金型で成形でき、多様な製品の量産も可能。
advertisement
NECが、京都工芸繊維大学、漆芸家の下出祐太郎さんと共同で、漆器のような美しさを持つバイオプラスチックを開発したことを発表しました。
高い環境調和性、装飾性を両立しているのが特徴。色、光の反射を調整する添加成分の配合技術を開発し、バイオプラスチックで高級な漆器特有のつやのある色味を再現しています。草やわら、木材など食用とされない植物を原料としたセルロース樹脂を使用しており、石油資源枯渇、食糧不足問題などへの対策になるとしています。
通常の漆器は木製製品に手作業で繰り返し漆を塗り、研磨して制作しますが、今回開発されたバイオプラスチックは金型で成形できます。さまざまな形状の製品を量産することが可能です。
advertisement
(マッハ・キショ松)
関連記事
果実をもっと甘くできちゃう? 東北大学で果実を甘くする新手法の開発に成功
糖度を高める技術がどんどん進化してて、オラわくわくすっど!手の甲に星が光る 皮下に埋め込むLEDつきデバイスがサイバー感すごい
今のところは光る機能のみ。たゆんたゆん防止! 運動中の胸揺れを軽減する「バイオニック・ブラ」が開発されたぞ
なんて余計な発明を……とか言っちゃダメ!ミドリムシからバイオプラスチック製造 産総研やNECが開発
あの微生物が地球を救う!?かわいい? 本物のようにピョンピョン跳ねまわるロボットカンガルー誕生
手招きなどのジェスチャーで操れて、「おいでおいで」で寄ってくるんだそうですよ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.