LINE風に加えポケモンGO風も ユニークな解説板で人気の「北の大地の水族館」に意図を聞いた
「常に流行を意識し、ギリギリのところまで攻める姿勢でいろいろ仕掛けている」
北海道北見市にある「北の大地の水族館」の解説板が、若者言葉での会話形式で解説を進めるLINE風のものや、社会現象にもなった「ポケモンGO」のプレイ画面をモチーフにしたものなど、ユニークな内容でSNSで度々話題となっています。こういった解説板を製作した経緯などについて、北の大地の水族館に聞いてみました。
LINEやポケモンGO風の解説を発案したという副館長の山内さんによると、これらのユニークな解説は同水族館をプロデュースする水族館プロデューサー・中村元さんの「水族館の解説板はほとんど読まれない」という言葉を受け考えられたもの。山内さんは「来館者を観察した所、文字数の多い解説板を読む来館者はほとんどいなかった。そのため“読んでもらえる”“伝えたいことを明確にする”の2点を念頭に置いて解説板を製作した」とその意図を語っています。
ポケモンGOをモチーフにした解説板に関しては「流行に乗っただけです」と説明。解説板で扱うネタに関しては「練ったネタよりも思いつきの方が話題になります。普段は余り考えず、思い付いたときに一気に製作から展示までを済ませるようにしています」と明かしました。また現在狙っているネタに関しては「今はありません」とのこと。
SNSでの拡散を意識しているのか聞いてみると「SNSの拡散は視野に入れています。炎上マーケティングというわけではないですが、常に流行を意識し、ギリギリのところまで攻める姿勢でいろいろ仕掛けています」と回答。しかし、広く拡散されることについては「炎上ギリギリかなと思うこともあり、ヒヤヒヤしている」と気持ちを明かしています。
解説板の他にも「写真をSNSに投稿すると(当館が)幸せになれるという伝説があります」という案内や、SNSのQRコードに“一般の方”“マジキチの方”“オタク野郎”というキャプション(実際はそれぞれFacebook、LINE、Twitterにリンクしているそうです)をつけるなど、ユニークな試みを続ける北の大地の水族館。今後もSNSで話題となることがあるかもしれません。
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