ニュース

死んだらこの女性に送りだしてほしい「供養女子コンテスト」とは “終活”しに行ってきました

供養のプロたちの真面目なコンテストです。

advertisement

 僧侶、墓石屋、葬儀社、納棺士など、供養業界で活躍している女性をもっと知ってもらいたい。そんな思いから、エンディング業界展内において「供養女子コンテスト2016」が8月23日、東京ビッグサイトで開催されました。自分が旅立つ時に安心して任せられる「供養女子」を求めて行ってきました。

 まずは、コンテストが始まる前に、供養業界のありとあらゆる業種のブースを見て回ります。

葬祭花を扱う会社も複数出展。軽いお葬式気分に
通夜には欠かせないこんな“商品”も
出棺に使う“霊きゅう車”も展示。ピカピカの高級車でした
墓石業者も複数出展。種類がさまざまで迷ってしまいます……
納棺士によるデモンストレーション。私も死んだ時にはこんな風に……

 いろいろなブースを見ているうちに、自分の死を身近に感じはじめ、イベントステージに到着した時には、すっかり“終活”の気分に。コンテスト参加者を見る目も、厳しくなります。

advertisement
最終選考に残ったのは全国から厳選された6人

 出場者に年齢制限はなく、供養業界での日々の仕事内容、なぜこの業界で働くのかなどを審査員である観覧者に向かって話した内容が審査対象となります。私の審査基準は、自分の最期を任せられるパートナーにふさわしいかどうか。見た目の美しさは関係ありません!

山形で働く納棺士の高橋小百合さん

 まずは、山形で働く納棺士の高橋小百合さん。高橋さんは、2015年の「納棺士コンテスト2015」の優勝者。技術的な安心感であっさりと心を動かされてしまいました。

大阪で墓石営業をしている望田彩香さん

 続いて、大阪で墓石営業をしている望田彩香さん。望田さんの魅力はその明るさ。温かい人柄と可愛らしさで、思わずお墓を買ってしまいそう。「お墓は照り返しが強いから、紫外線対策が大変!」と女子ならではのお悩みも。

海洋散骨を手掛ける会社で働く越智萌子さん

 次は、海洋散骨を手掛ける会社で働く越智萌子さん。海が大好きな越智さんにとって「海へ還る」のはとても魅力的なことと語ります。私の遺灰を越智さんにまいてほしい。

宮城県で葬祭業に従事する遠藤清子さん

 宮城県で葬祭業に従事する遠藤清子さんが働く葬儀社はなんと創業200年。老舗だからことの安心感は何にも代えがたいものです。

advertisement
エンディングドレスメーカー代表の中野雅子さん

 エンディングドレスメーカー代表の中野雅子さん。その魅力は大人の包容力とおしゃれさ。どんなわがままにも応えてくれそう!

東京で葬儀の花屋として働く山崎珠里さん

 最期は、東京で葬儀向けの花屋として働く山崎珠里さん。山崎さんは入社してまだ4カ月。可愛らしい外見ですが、生花の配達では1トントラックを運転。葬儀社の人にジュースを買ってもらえるのがうれしいそうです。

 こうして、1時間半に及ぶ最終選考が終了。観覧者が投票用紙に1人を記入します。誰にするか迷いに迷って、筆者も気に入った人に投票。結果は……「納棺士コンテスト2015」でも優勝した、高橋小百合さんが勝利をおさめました!

優勝は高橋小百合さんでした!
最期の瞬間、彼女に送り出してほしいと思いました

 葬祭業の暗く重いイメージを払拭(ふっしょく)したいと考える供養女子の皆さん。職種は違っても皆さん故人と遺族のために頑張っていらっしゃいました。正直とても1人には決めきれず、ぜひとも全員に送り出してほしいものです。

(平原健士 /LOCOMO&COMO)

advertisement

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 新1000円札を300枚両替→よく見たら…… 激レアな“不良品”に驚がく 「初めて見た」「こんなのあるんだ」
  2. 家の壁に“ポケモン”を描きはじめて、半年後…… ついに完成した“愛あふれる作品”に「最高」と反響
  3. 「博物館行きでもおかしくない」 ハードオフ店舗に入荷した“33万円商品”に思わず仰天 「これは凄い!!」
  4. 「マジかーーー!」 新札の番号が「000001」だった…… レア千円を入手した人が幸運すぎると話題 「555555」の人も現る「御利益ありそう」「これは相当幸運」
  5. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの行動”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」【大谷翔平激動の2024年 「家族愛」にも集まった注目】
  6. 浅田真央、男性と“デート” 驚きの場所に「気づいた人いるかな?」
  7. 身内にも頼れず苦労ばかりの“金髪ギャルカップル”→10年後…… まさかまさかの“現在”に「素敵」「美男美女でみとれた」
  8. トイレットペーパーの芯を毛糸でぐるっと埋めていくと…… 冬に大活躍しそうなアイテムが完成「編んでるのかと思いきや」【海外】
  9. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  10. 海岸で大量に拾った“石ころ”→磨いたら…… 目を疑う大変貌に「すごい発見!」「石って本当にすてき」【カナダ】