「提示年収、実際のオファーと違う」指摘受け「転職ドラフト」が謝罪、対応を発表
「提示年収の定義があいまいだった」として、今後の対策に加え、過去の利用者についても確認を行うとしています。
リブセンスが運営する転職サービス「転職ドラフト」は、ユーザーが「提示年収が指名時の金額と異なる」と指摘していたことを受け、対応を発表しました。
同サービスは、転職希望者に対して企業が年収や仕事内容を提示して指名するというもの。9月25日にユーザーが、指名時に550万円の提示があったものの、内定時に提示された金額は約428万円だったと指摘し、ネットで話題になっていました。当該企業の人事担当者からは、実際はこの金額にみなし残業時間25時間分が付いて491万円になり、さらに月45時間残業すれば541万円になるとの説明があったとも記されています。提示金額に残業代を含むことに対し、ユーザーは疑問の声をあげていました。
リブセンスは26日、事実確認を行った結果、「提示年収についての定義があいまいだった」「提示していい年収の内訳について、説明文書等を用意していなかった」と報告。また当該の企業からは、年俸制を採用していないため見込み年収で提示する必要があり、基本給と賞与に加えて(見込まれる)残業代を加味したとの回答があったとのこと。
同社はこれまでにも提示年収に関するトラブルがあったとし、それにもかかわらず、定義見直しやルール整備が遅れてしまったことを謝罪。今後は「提示年収は、内定時に無条件で支給確約できる金額に限る」と定義し、固定残業代の有無などを画面上で明示する仕様にするとしています。面談設定後のユーザーに対するアンケート機能実装、内定後のユーザー・企業への提示年収のヒアリングも予定。また過去に開催したドラフトについても、企業・ユーザーに同様の事象があったか確認するとも述べています。
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