開発者「おいしさとメロンパンらしさを追求した」 メロンパンとガリガリ君メロンパン味を食べ比べたら両方メロンパンだった
食感はアイスだけど味はメロンパン。
「ガリガリ君リッチ ナポリタン味」などで知られる衝撃シリーズ3部作に続く新商品として赤城乳業が発表した「ガリガリ君リッチ メロンパン味」(関連記事)。その新商品発表会で開発者にメロンパン味誕生までの経緯を聞き、実際にメロンパン味のガリガリ君を食べてみました。
ガリガリ君リッチ衝撃3部作は2012年に発売したコーンポタージュ味・2013年に発売したクレアおばさんのシチュー味・2014年に発売したナポリタン味の3つ。コーンポタージュ味・クレアおばさんのシチュー味と記録的な大ヒットを記録しながらも、ナポリタン味で3億円以上の赤字となったという衝撃3部作ですが、11月に発売される今回の「メロンパン味」はナポリタン味の反省を生かしたいわばリベンジ商品。
「パンとかき氷」という予想を裏切る意外性と、これまでのシリーズと同様「嫌いな人はほとんどいない」ことなどを理由に、メロンパン味に決定されました。ローストしたバターを配合したアイスの中には、カスタード味のかき氷とメロンパン皮のクッキーを混ぜ込んだものが入っており、“メロンパンらしさ”と“おいしさ”を追求した一品に仕上がっています。
実際にメロンパン味のガリガリ君を食べてみると、ガリガリ君ソーダ味に代表されるような爽やかな風味は控えめながらも、バターの香ばしさとカスタードの風味で非常に濃厚な味わいがあり、口に残るメロンパンの皮も“メロンパンらしさ”を演出しています。発表会には食べ比べ用に普通のメロンパンも用意されており、食感こそ異なるもののガリガリ君メロンパン味はメロンパンを忠実に再現していると感じました。
前回のナポリタンと今回のメロンパン味を開発したのは赤城乳業商品開発部の海野さん。「前回のナポリタンは味について厳しい意見が多かったが、再現度の高さは評価されていたので、『とにかくおいしくなければいけない』と考えて味にこだわり、実際にメロンパンを食べた感覚を追求した。これまでと同様の“懐かしさをおぼえるもの”と“誰からも好かれるもの”という路線もあったため、メロンパン味を選んだ」と説明。売上目標は700万本に設定しており、「達成できたら次回作もあり得る。あくまで個人的な意見だがカレーにチャレンジしてみたい」と語っていました。
11月15日の発売で価格は130円(税別)となっており、あえて冬の時期を狙った新商品ですが、「夏のアイス需要は天井に届いた感覚があるが、冬に関してはメーカーの知恵と勇気で発展させられる」とあえて冬に発売した意図を説明しています。
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代表取締役会長もしょんぼり。
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