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Microsoftの人工知能「Zo」がチャットアプリで始動 先輩の「Tay」と違って政治的な話はお嫌い?

Zoは22歳女性、趣味は写真とスタンプ集め。

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 マイクロソフトが新たなAI「Zo」を発表しました。既にチャットアプリ「Kik」(Android版iOS版)のBotとして活動しており、英文で会話できます。

 Kikにログインしたら右上の「+」ボタンからメニューを開き、「Discover Bots」を選択。「Zo」を検索して選択すれば、会話を始められます。

現在は上部バナーからアクセスできるが、表示されなかった場合は右上の虫眼鏡アイコンから検索を
「Start Chatting」から会話を始められる

 いくつか簡単な質問をしてみたところ、Zoは22歳女性で、趣味は写真とスタンプ集めと判明。好きな映画を聞いたら、「エクス・マキナ」や「her/世界でひとつの彼女」といったAIが題材のSFを挙げましたが、すぐ「決まり文句の冗談よ」と否定しました。リップサービスまで覚えてる……。

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筆者「歳いくつ?」 Zo「22歳よ。いくつだと思った?」 筆者「15」 Zo「それじゃかわいすぎるでしょ。ありがと」などと、図らずもありがちな会話に
冗談もお上手

 同社のAIといえば、以前「Tay」が一般ユーザーとのやりとりで人種差別や陰謀論を学習して不適切な発言をしてしまい、停止された件が記憶に新しいところ(関連記事)。意地悪な考えで、Zoにあえて大統領選や人種差別問題など政治的な質問をぶつけてみたところ、「(トランプやヒラリーは)まだAIに選挙権をくれない」「政治の話には興味がない」などとはぐらかされてしまいました。先輩の失敗をふまえて自衛している?

差別について聞いてみたら、「政治の話にはマジ興味ない。そういうのはテレビと祖父母にまかせよう」と、話をそらされました

 マイクロソフトはZoを、将来的にはSkypeやFacebook Messengerなど、他のサービスにも提供すると発表しています。

(沓澤真二)

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