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大雪警戒 西日本を中心に雪が強まる、太平洋側の平地で積雪も

中国地方の山陰の山沿いでは、1日で100センチもの雪が一気に降ることが予想されています。

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西日本に今季最も強い寒気が襲来。日本海側を中心に雪が強まり、鳥取県大山など、今日になってすでに約30センチも積雪が増えた所も。これから土日にかけ、大雪による車の立ち往生など、警戒を

西日本を中心に雪が強まる 特に中国地方の山沿いで大雪に

 西日本では日本海側を中心に雪の降り方が強まっています。今日になってからの9時間で、鳥取県の大山では約30センチも新たに雪が積もり、今朝9時現在の積雪は179センチ。また、先月下旬に大雪に見舞われた智頭町でも、新たに20センチ近く雪が積もり、今朝9時現在56センチです。普段雪に慣れていない九州北部にも雪雲がかかり、午前6時の観測で、福岡と長崎で「にわか雪」、鹿児島で「みぞれ」。四国や紀伊半島にも雪雲や雨雲が流れ込んでいる状況です。今後、雪の範囲はさらに広がります。

 明日11日の午前6時まで24時間に予想される雪の量(気象庁発表)は、図にまとめた通りです。いずれの地方も『山沿いの多い所の量』です。九州から東北にかけて、日本海側を中心に広く大雪のおそれがあります。

 最も多いのは中国地方の山陰の山沿いで、1日で100センチもの雪が一気に降ることが予想されています。なお、先月下旬、鳥取県や岡山県の高速道路や国道で大規模な立ち往生が発生しました。その際、鳥取県の智頭町で1日で一気に約80センチも雪が増えて、積雪が一時1メートルを超えるなど、山沿いを中心に記録的な大雪となりました。その時に匹敵、または、さらに上回るような大雪のおそれがあります。

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 その他、近畿北部や中部の山沿いで80センチなど、特に西日本の山沿いで雪の量が多くなる見込みです。

太平洋側の平地で積雪も

 平地でも積雪や凍結による交通機関の乱れに十分気を付けなければなりません。九州南部や四国、近畿中部・南部など、太平洋側の平地でも、多い所で1日で10~20センチの雪が予想されています。三重県をはじめ、東海の平地でも雪が降るでしょう。

土日にかけても雪が続く

 各地の雪は、今日だけではなく、土曜日から日曜日にかけても続き、さらに雪の量が増える見込みです。

 大雪が予想される地域では、不要不急の外出は控えたいところですが、やむを得ず車を運転する場合、ガソリンは早めに満タンにしておきましょう。さらに、非常食や暖を取るものなど、いざというときへの備えをなさってください。電車など、交通機関が大きく乱れることも考えられますので、気象情報に加え、交通情報も小まめに確認しつつ、余裕を持った行動を心掛けましょう。

 雪の重みで電線が切れるなどして、広い範囲で停電が発生するおそれもありますので、今日の明るい内に対策をしておくと安心です。

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