アニメ「ボールルームへようこそ」キャストに土屋神葉、佐倉綾音、岡本信彦、森川智之　社交ダンスに青春をかける少年少女の物語

　2017年夏放送のアニメ「ボールルームへようこそ」のキャストが3月6日に発表されました。主人公・富士田多々良を土屋神葉さん、花岡雫を佐倉綾音さん、兵藤清春を岡本信彦さん、仙石要を森川智之さんが演じます。

　原作「ボールルームへようこそ」は竹内友さんが講談社「月刊少年マガジン」で連載中の漫画。単行本は現在8巻まで刊行されています。社交ダンス（競技ダンス）に全力をかける人々を描いた青春スポーツ作品で、自分の将来に悩む多々良がとある出来事がきっかけで社交ダンスに出会い、仲間やライバルたちとともに青春の全てをダンスにささげる姿が描かれます。

　主人公の多々良は今の自分を変えるためダンスに打ち込む中学3年生。一度見た動きをすぐに覚えることができ、その特技を生かしてダンサーの才能を開花させていきます。多々良役の土屋さんは「ハイキュー！！」で五色工を演じた声優で、姉は女優の土屋太鳳さん。土屋さんは出演にあたり「この作品を読むたびに、僕はあまりの熱量に圧倒されます」と熱弁。「この熱量を伝えるためには、自分の全てを注ぐことはもちろん、多々良の成長に負けてはならない、食いついていかなければならない」と意気込みを語っています。

　多々良の同級生・花岡雫は、同じく同級生のダンサー・兵藤清春のパートナー。ストイックにダンスに取り組み、中学卒業後は兵藤との海外留学を考えています。雫役の佐倉さんは、アフレコへ向け実際に競技ダンスに触れ「雫の実力・魅力・才能が規格外のもの」だと実感したそう。「私たち声優陣も、声のお芝居で皆さまの感情を揺さぶる一端を担えたら」と抱負を述べています。

　兵藤はアマチュア競技ダンス界で圧倒的な実力・実績を持つダンサー。クールに見えますが内にダンスへの熱い思いを持っています。清春役の岡本さんは「彼がどうして天才なのかなぜ天才といわれるのかを感じながら頑張りたいです」とコメント。「会話が面白い作品でもあるので今から現場が楽しみ」と収録を待ち望んでいるようです。

　仙石要は不良に絡まれていた多々良を「小笠原ダンススタジオ」へ連れ込み、ダンスの世界を教える師匠となる人物。やや強引な性格ですが、自身も海外で活躍するプロダンサーです。要役の森川さんは「ダンスの世界が素晴らしく魅力的なのかを声で表現しなくてはならない」と役への責任を語り、「胸を張ってボールルームへようこそといえる役作りをしていきたい」と熱弁。「今からラテンの血が騒ぎます（笑）」と、アフレコが待ち遠しいといった様子です。

　アニメーション制作は、「攻殻機動隊」シリーズなどのProduction I.G。監督は「電脳コイル」「妄想代理人」などで知られる板津匡覧さん。シリーズ構成・脚本は舞台「K」「刀剣乱舞」などを手掛けた末満健一さん。キャラクターデザインは「ハイキュー！！」でもキャラクターデザインを務めた岸田隆宏さんが担当します。