「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」メイキング動画が公開 「ハイラルは京都の地形を参考にした」など、裏話多数
開発秘話がもりだくさん。
「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」のメイキング動画が任天堂のYouTube公式チャンネルで公開されました。動画は「開発のはじまり」「ストーリー/キャラクター」「オープンエアコンセプト」の3編に別れており、ゲームの魅力が伝わってくる盛りだくさんな内容。
動画ではディレクターの藤林秀麿さんやプロデューサーの青沼英二さんなどのメインスタッフが登場。任天堂本社の所在地であり、藤林ディレクターが生まれ育った街でもある京都の規模感が、作品の舞台“ハイラル”を設計していく上で参考になったという証言や、作中に登場する強敵“ガーディアン”が、実はファミコン版「ゼルダの伝説」に登場するタコ型の敵“オクタロック”を「もっと大きな敵だと思っていた」という青沼プロデューサーの印象を元に作られていたという裏話などが続々披露。
このほかにも「ボコブリンが鼻をほじる音はぬれたぞうきんに指を入れてグリグリして収録していた」ことや、「作中に登場する古代文明は縄文文化にヒントを得ていた」ことなど、興味深い証言が続きます。
また、これまでスタッフインタビューでしばしば言及されていた、ファミコン風な「2Dゼルダ プロトタイプ」版の映像も公開。「ブレス オブ ザ ワイルド」ではプレイヤーがマップ上のあらゆるモノに干渉することができ、干渉されたモノ同士が連鎖的に影響を受ける意外性が豊かなゲーム性につながっています。そのゲーム性を製作の初期段階で共有するために役立ったというのが、完成版を簡易的に試作した「2Dゼルダ プロトタイプ」版。
プロトタイプ版の映像では、たき火に向けて発射された弓矢が火矢となって木を燃やす場面や、川に投げ入れた丸太に飛び移り対岸へと渡る場面が確認できるなど、早い段階で完成版に向けたコンセプトが固められていたことが分かります。
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