着ると怪事件起きそう 「金田一耕助」誕生の地で金田一衣装レンタル 「髪ぐしゃぐしゃにしたい」「ゴムマスクのオプションは?」の声
髪をかきむしりながらゲタでダッシュしたくなる。
祇園なら着物、伊賀なら忍者と、各地で見かける名所にちなんだ衣装貸出サービス。推理作家・横溝正史さんのゆかりの地である岡山・真備では、あの名探偵役・金田一耕助の衣装貸出が行われていることがTwitterで注目を集めています。着用例の写真が、なんだか怪事件を引き起こしそうでアツい……!
実施しているのは倉敷市真備ふるさと歴史館。岡田藩支配時代の真備の様子を約3000点の資料で紹介するほか、横溝さんが終戦直前から3年3カ月同館近くに疎開していたということで、遺品を展示する「横溝正史コーナー」を設けています。「金田一耕助シリーズ」の第1作である「本陣殺人事件」もこの地で生まれました。
金田一衣装の貸出サービスは、金田一が100歳を迎えるのを記念して2013年にスタート。トレードマークであるお釜帽はもちろん、着物、はかま、帯、ゲタ、トランクがセットで1日1000円です(開館時間である10時~16時の間だけ)。着数は5組用意してあるので、5人でおなじみの名探偵の格好をしながら金田一誕生の地を歩くのはなかなか楽しそうです。
Twitterでは3月中旬にもっくんさん(@reipapa)が貸出サービスの案内写真をツイートしたところ興味の声が続出。「やってみたい…! 帽子取って髪ぐちゃぐちゃにしたいし、下駄でダッシュしてみたい!」「池で逆立ちとか、ゴムマスクとか、オプションおまへんか?」「こんなに金田一いたらどんだけ殺人事件が起きるんだろう…」とさまざまな妄想が広がっていました。
同館の担当者によると、普段レンタルする人はあまりいませんが、倉敷市が金田一耕助の関連イベントを実施する際は借りに来る人が多いとのこと。館内で着て写真だけ撮って楽しむファンもいて、「金田一になりきったような気分」と喜びの声があがっているそうです。ただしもっくんさんいわく「施設がかなり小ぶりなので、大人数で仮装しに行くのは難しいかもしれませんよ」とのことで、団体で訪ねるときは注意が必要かもしれません。
倉敷市真備ふるさと歴史館は月・木・金曜日に開館(年末年始の12月28日~1月4日は休み)、入館無料です。
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お気に入りの衣装を持ち込んでの撮影も可能。
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