加藤一二三九段のドキュメンタリーを“全編ナレーションなし”で放送　「ひふみん伝説」や引退の裏側に迫る

　今期限りでの引退が決定した「ひふみん」こと将棋棋士・加藤一二三九段に密着したドキュメンタリー番組「ノーナレ　諦めない男　棋士 加藤一二三」が、3月27日22時からNHK総合で放送されます。

　加藤九段は将棋界での「現役最高齢記録」「最多対局数」など数々の大記録を持つレジェンド棋士。14歳で「史上初の中学生棋士」としてデビューして以来、77歳の現在まで60年以上現役で戦うことにこだわり続けてきましたが、成績の悪化による規定により今期での引退が決定。それでも引退決定直後の対局では強豪相手に「最年長勝利記録」を更新するなど、最後まで伝説を作り続けています（関連記事）。

　番組ではそんな加藤九段に公私にわたって密着取材。家族が語る「誰も知らないひふみん」の姿や、「対局にマイストーブを持ち込んで相手に向ける」「持ち時間がなくなっても『あと何分？』と聞き続ける」といったユニークすぎる「ひふみん伝説」の真相に迫ります。

　「ノーナレ」はナレーションが一切ないという新しいスタイルのドキュメンタリー番組。インタビューでは1つの質問に30分以上ノンストップで話し続けたこともあったそうで、バラエティー番組などでも人気の「ひふみん節」をたっぷり堪能できそうです。

（たろちん）