漫画「恋と嘘」、主演・森川葵で実写映画化　男女比が逆転したアナザーストーリーが描かれる

　ムサヲさん原作の漫画「恋と嘘」が、女優の森川葵さん、ダンスロックバンド「DISH//」ボーカルの北村匠海さん、劇団EXILEのメンバー・佐藤寛太さんをメインキャストに迎えて今秋に実写映画化されることが決定しました。

　同作は、マンガアプリ「マンガボックス」で連載中の同名漫画が原作。政府によって選ばれた遺伝子的に最良の相手との婚約が義務付けられる法律、通称「ゆかり法」が施行された日本を舞台に、政府が決めた婚約者と心から好きな相手の間で揺れる恋模様を描いた物語となっています。

　原作では、男子高校生を主人公に2人の女性を巡る恋物語が展開されていますが、映画では男女比が逆転。森川さん演じるヒロイン・仁坂葵が、北村さん演じる心優しい幼なじみ・司馬優翔と、佐藤さん演じるオラオラ系イケメン・高千穂蒼佑という対極な2人の間で苦悩する切ない青春ラブストーリーが紡がれます。

　ヒロインの森川さんは、「恋と嘘」というタイトルを強く意識して撮影に臨んだそうで「恋が見える時に嘘が、嘘が見える時に恋が、みなさんの目に映るように演じていけたらと思っています」と意気込みを語っています。

　北村さんは「純粋な世界にしっかりとした物語の軸があり、儚さや幸せなどさまざまな感情が交錯していく中で、ラストの結末に涙しました」とストーリーに絶対的な自信を見せ、佐藤さんも「人間関係に心のなかで距離をとって生きてきた蒼佑が政府通知によって出会った葵と司馬によって成長していく繊細な部分をうまく表現できたらと思います」と、演技の見どころを明かしています。

　また、原作のムサヲさんは「原作とは逆の女1人男2人の三角関係を描いたアナザーストーリーということで、どんな話になるのか、原作者である私もとても楽しみにしています」と一人の観客として作品を心待ちにしているとコメントしています。