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食べたクラゲの触手を武器に使う!? 深海の大ダコ「ハリフロアトランティカス」の研究が発表

とらえたクラゲを抱えて泳ぎつつ、その触手を武器に使うとみられています。

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 アメリカのモントレー水族館研究所(MBARI)が、深海に住む大ダコ「ハリフロアトランティカス」の研究を発表しました。観測の様子が映った動画には、サムクラゲを抱えて泳ぐ姿が。なんとこのタコ、とらえたクラゲの触手を武器として使うのだそうです。なにそれ怖い。

中央の黄色っぽい部分はタコの身体ではなく、捕食されたクラゲ

 ハリフロアトランティカスが発見されることは、同研究所でも27年間で3回目。今回のような生きた状態での観測はごく珍しいケースとのことです。オスこそ約30センチ程度の大きさですが、メスは4メートルにも成長するのだとか。

観測されたメス。12フィート(約366センチ)以上と目されています

 メスは巨大ゆえ、触腕でクラゲを包み込みつつ楽々と泳ぐことができます。こうしてクラゲを運びつつ、くちばしでクラゲの養分を吸収。もちろんクラゲは死んでしまいますが触手は死後も機能し、刺すことができるそうです。

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細い糸状の物体がクラゲの触手

 MBARIの研究者は、ハリフロアトランティカスは身を守るためにクラゲの触手を使うと考察しています。つまりこのタコにとって、クラゲは弁当であり武器でもあるんですね。

(沓澤真二)

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クラゲ | 研究機関 | アメリカ | 動画

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