中谷美紀、「性同一性障害」役で髪バッサリ 「美しい」「あまりにもイケメン」
トランスジェンダーの苦悩を描くミステリードラマ。
女優の中谷美紀さんが、WOWOWのミステリードラマ「連続ドラマW 東野圭吾『片想い』」に主演として出演決定。性同一性障害の主人公・日浦美月を演じるため、髪をバッサリと切った印象的なビジュアルが公開されました。
中谷さん演じる美月は、とある大学のアメリカンフットボール部の元マネジャーで、銀座のクラブで男性として「神崎ミツル」の名前で働く人物。中谷さんは役作りのために髪を15センチ以上もカットし、男性らしい体格に近づけるため筋力トレーニングまで行ったといいます。写真の中谷さんは、白シャツにダークなショートヘア、どこか憂いをたたえた瞳はまさしく狼系イケメンといった雰囲気です。
「演じる側としては、大変ハードルの高い作品だったため、恐れおののきました」と、プレッシャーがあったことを告白した中谷さん。「美月と同じ悩みを持つ方々がご覧になった際に、ご自身を受け入れ、認めるための後押しとなるような作品になるよう願っています」とドラマへの思いを語っています。
また、撮影では相当役に入り込んでしまったのか「現場で理沙子(美月が恋した女性)を熱い視線で見つめるうちに、もう女性に戻れなくなってしまうのではないかと、少々心配にはなります」とも。また、ミステリー作品として「素晴らしい映像とともに、展開の読めないスリリングなサスペンスをお届けします」と確固とした手応えを感じているようです。
男性となった中谷さんの姿に、Twitterでは「あまりにもイケメン」「普通に男性俳優かと思ったら中谷美紀さんか!すごい!」「完全に『美しい成人男性』を体現している」「美しい顔はジェンダーレス」といった反響が寄せられています。本当にかっこいい。
原作「片想い」(文春文庫刊)は2001年に刊行されたミステリー小説。かつてのアメフト部OB・西脇哲朗たちの同窓会の帰り、突然現れた美月は彼らに「オレは、人を殺した」と告白します。哲郎たちはかつての仲間を守るため奔走。その中で美月の過去の真実が次第に明らかになっていくという物語。監督は「僕のサボテン」「シャンティ デイズ 365日、幸せな呼吸」などの永田琴さん。脚本は「Dr.コトー診療所」の吉田紀子さんが務めます。
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