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「マリオカートWii」を愛しすぎたプレイヤー、発売から9年たって隠されたモードを発見

熱意がすごい。

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 約9年前の2008年4月Wii向けに発売されたレースゲーム「マリオカートWii」にて隠されたモードが発見された。このモードの存在を発掘したのは「マリオカートWii」を愛してやまないYouTubeユーザーMrBean35000vr氏。同作品を遊ぶうちに、隠されたモードを発見したのだという。

 きっかけとなったのはメニュー画面だ。「マリオカートWii」には「グランプリ」「タイムアタック」「VSモード」「バトル」の4つの主要モードが存在するが、メニュー画面には5つのリンクがある。この5番目のリンクを疑った氏は調査を進め、強引に隠されたモードへと突入することに成功。隠されたモードには文字表記はなく8つのボタンが表示されており、これが「ミッションモード」であることがわかった。ざっくりといえば、同モードはゲーム上に概念として存在するが、中身や存在を消されその痕跡が残っているような状態となっている。

 確認された「ミッションモード」は、「マリオカートDS」でも存在していた「ミッションラン」と同等のものと考えられるだろう。「ミッションラン」は、レースをこなしながらお題(ミッション)をこなすというモードだ。ミニターボを何回こなすという指令から、壁に当たらずに勝利するといった難易度の高いものまで、幅広いお題が存在している。「マリオカートWii」はバイクの導入やショートカットの多さなど、シリーズのなかでもゲームバランスに関しては賛否両論はありつつも、コアユーザーからは高い評価を得ていた。「ミッションモード」は、そうしたユーザー向けのコンテンツであったことが予想される。

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 実際に中身を確認したMrBean35000vr氏によると、「マリオカートWii」の「ミッションモード」はスコアを稼いでいく形式だったようで、「ミニターボ」や「アイテムボックス」などを稼ぎ、そのスコアを競うといったモードだったという。このアイデアがなぜ立ち消えてしまったのかは不明であるが、以後の「マリオカート」シリーズには「ミッションモード」にあたるコンテンツは実装されていない。

 こうした隠しモードを見つけたのは、MrBean35000vr氏の熱意があったからこそだろう。氏は9年たった今でも「マリオカートWii」を1人でも多人数でも遊び、研究を続けている。今回の発見は偶然の産物であったが、新たな可能性を発見できたことに大いに喜び、さらなる調査を進めていくと動画内で記している。「マリオカートWii」だけでなく「スーパーマリオ64」「スーパーマリオブラザーズ3」など人気タイトルには時間がたっても熱狂的なファンが存在し、日々研究を続けている。インターネットが発展したことにより、彼らの奇妙な活動や成果報告を動画で見られるようになったのは、研究家にとってもユーザーにとってもうれしいかぎりだ。

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