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太陽フレア現象、再び確認 コロナガスが12日に地球に到達の可能性

通信衛星などに影響する可能性も。

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 情報通信研究機構(NICT)は、9月11日に太陽フレア現象の発生を確認したと発表しました。


太陽観測画像

 発生を確認したのは11日0時35分。太陽フレア現象によって、高エネルギーのプロトン粒子が増加し、また高温・高速のコロナガスが太陽面から西方向に放出されて、地球に一部が到来する可能性があるとのこと。到来する場合は12日未明から午後早くと予想されています。

 この影響により、地球周辺の宇宙環境や電離圏、地磁気が乱れる可能性があり、それによって通信衛星、放送衛星などの人工衛星の障害、GPSを用いた高精度測位の誤差の増大、短波通信障害などが生じる可能性があるとして、注意を促しています。

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人工衛星が観測したX線強度

 6日にもNICTは太陽フレア現象の発生が確認されており、8日に気象庁の地磁気観測所(茨城県・柿岡)で地磁気の乱れが観測されています(関連記事)。

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