ニュース

「他で捨てるなら殺してください」 生態系と命の大切さを突きつける漫画「環境学習」が心に刺さる

「この授業が僕にとって重要なものであったことは間違いない」

advertisement

 生き物を飼うことの本質を突きつける漫画「本当の環境学習」がTwitterに投稿され、注目されています。あくまでも飼うこと自体は否定せず、命と生態系の大切さを再認識させられる内容です。

 投稿者である不完全人間さん(@imperfect_pp)が小学生時代に受けた環境学習を漫画にしたもの。荒川という場所だったこともあり、遠足気分でカニやバッタを捕まえ楽しむ不完全さん。しかし、持ち帰って飼おうと思った矢先、荒川で環境保護を務めるお姉さんから受けた一言で考え直すことになります。

荒川の生き物を捕まえますが……

 荒川の自然に触れた感想を聞きつつ、生き物を捕まえてみた子どもたちに「間違いが起こる前に最初に言っておきます。他で捨てるなら殺してくださいね」「殺すのが嫌なら最後まできちんと飼育してください、その自信も無いなら今すぐこの荒川に戻しましょう」と淡々と語るお姉さん。他の場所で生き物を放すことによる生態系への影響はもちろん、生き物を飼うことそのものの責任を突きつける一言でした。

advertisement
非情とも思える一言ですが、大事なことです
生き物を戻しはじめる

 この言葉を聞き、不完全人間さんと他の子どもたちは捕まえた生き物を放していったそうです。現在も動物が大好きでウズラと猫を飼っているという不完全人間さんは「当時の僕はなんの知識もないままただなんとなく飼おうとしていて、命や生態系を守ることの大切さを分かっていなかった」「この授業が僕にとって重要なものであったことは間違いない」と振り返っています。

 この投稿には「よそでテキトーに放したら生態系をブチ壊す可能性がある」「最近の多摩川は飼えなくなった生き物の放流で外来種だらけになった」「きれい事を伝えるだけでなく、子供に良質な『傷』をつける教育」などさまざまな意見が寄せられることに。不完全人間さんはSNS映えや見た目のかわいさ、希少さなどを理由に安易に生き物を飼うことは避けて欲しいとも呼びかけています。

画像提供:不完全人間さん(@imperfect_pp

関連キーワード

漫画 | 学習 | Twitter | 子供 | 動物

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. 「懐かしい」 ハードオフで“30年前のPC”を購入→Windows 95をインストールしたら“驚きの結果”に!
  4. 「靴下屋」運営のタビオ、SNSアカウント炎上を受け「不適切投稿に関するお詫び」発表 「破れないストッキング」についてのやりとりが発端
  5. 毛糸でフリルをたくさん編んでいくと…… ため息がもれるほどかわいい“まるで天使”なアイテムに「一目惚れしてしまいました」「うちの子に作りたい!」
  6. 餓死寸前でうなり声を上げていた野犬を保護→“6年後の姿”が大きな話題に! さらに2年後の現在を飼い主に聞いた
  7. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  8. “プラスチックのスプーン”を切ってどんどんつなげていくと…… 完成した“まさかのもの”が「傑作」と200万再生【海外】
  9. 放置された池でレアな魚を狙っていた親子に、想定外の事態 目にしたショッキングな光景に悲しむ声が続々
  10. 脱北した女性たちが初めて“日本のお寿司”を食べたら…… 胸がつまる現実に考えさせられる 「泣いてしまった」「心打たれました」