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総務省が12年前に製作した投票啓発動画「希望の党☆」YouTubeから削除 「希望の党」現実化で

虚構新聞社主の謝罪が待たれます(無関係)。

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 公益財団法人「明るい選挙推進協会」は10月6日までに、総務省との共同で製作していた、投票啓発動画「希望の党☆」をYouTubeから削除したと発表しました。作成当時は架空の名称だった「希望の党」が現実のものとなってしまい、誤解を招くおそれがあるとの理由から。

希望の党」公式サイト

 動画は2005年に製作されたもので、近未来の日本を舞台に、架空の政党「希望の党」が日本を牛耳っていく様を描いた作品。サラリーマンである主人公は「誰に投票しても世の中変わらない」と選挙権を放棄するのですが、やがて「希望の党」は若者層の支持を得て勢力を拡大、ついには目を覆うような独裁政治へとつながっていく――という内容です。

 作品を手掛けたのは、平成「ガメラ」シリーズなどを手掛けた映画監督の金子修介氏。協会による配信は既に終了していましたが、2012年には金子監督が協会から了承を得て、自身のYouTubeアカウント上で再公開していました。

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現在、動画は「著作権侵害の申し立てがあったため削除」状態に

 なお、10月4日夜に、金子監督は「選挙期間中は非公開とすることに合意しました。具体的には、公示前の10月9日に非公開にする作業をし、選挙終了後に再公開の作業をするつもりです」とツイートしていましたが、実際にはその数時間後に削除される事態に。

 現在、当該動画にアクセスすると「協会からの著作権侵害の申し立てがあったため削除されました」と表示されます。これについて協会は「削除をYouTubeに申請するにあたり、著作権侵害を理由にするしか方法がなく、この表記になったもの」と説明。YouTube側に表記の撤回を依頼しているとのことです。

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