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「そもそも壁はないので超える必要もない」 叶姉妹が語ったコミュニケーション論が話題に

ATフィールドの話かな?

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 11月8日、9日に幕張で開催されたイベント「Cybozu Days 2017」に「多様化の時代に輝き続ける自己プロデュース力の秘訣を語る」として叶姉妹が登壇。同イベントのテーマとして掲げられた“壁を超える”に「わたくし達にはそもそも壁はないので超える必要もない」と独自の人生哲学を披露しながら語った内容が示唆に富んでいると話題になっています。


叶姉妹、コミュニケーション論を語る(画像は叶姉妹オフィシャルブログから)

 ブログで妹の美香さんがまとめている恭子さんの言葉を要約すると、人と人の関係において、世界中のさまざまなコミニケーションで最重要なのは、“心の中の壁を作らない”こと。ある意味では「壁とは自分の防御や心の武装」で、「そもそも自分で作ってしまっているのではないか」と分析しました。

 ありのままを丸腰でさらけ出すのは勇気が要るが、心の中に壁があること自体が既に不自然な状態であり、それでは視野も広がらず、お互いの思いも見えてこないと話す恭子さん。そのため、「壁という観念は自分たちサイドからは全くありません」とファビュラスに話しています。

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 そんな恭子さん、見ず知らずの相手に接するときには、相手のことをできる限り下調べし、かつ、「あなたのことが知りたい」という好意的なサインを相手に示すことを大切に考えていると明かし、それが「世界中で通じるとても人間的なコミュニケーションだと確信している」と経験を踏まえて語りました。

 とはいえ、自らがオープンな姿勢で相手に接したとしても、相手も同じようにしてくれると期待することは危険だという恭子さん。会話やコミュニケーションの中で、相手の立場で考えてみるプロセスを丁寧に行う自らのアプローチを紹介しながら、“相手は自分と違うということはとても人間的でシンプルな事実”であり、分かり合えないことは当たり前にあるのだという価値観を説いています。

 なお、恭子さんの場合は、分かり合えないことが分かった時点で、相手を尊重しつつも距離を置くようにしているとのこと。これは冷たい考えではなく、遅かれ早かれ結果的にはそうなるのだから、むしろポジティブで合理的なものだとしています。

 その上で、日本文化は相手に対して「丁寧に寄り添いながらコミニケーションをする姿勢」と「こびていること」の違いに自覚的でないとも分析。こびは悪いことではないとしつつも、ときに相手にも、また自分にも誠実でないことが含まれてしまうことがあるとし、信念があれば媚びる姿勢は全く不要だという考えを説明。“頼れる自分”を育てることが、“壁を超える”ヒントになるのではないかとしました。

 美香さんによれば、この話は三部作でまとめる予定だとしており、二部までが公開された状態。残りは、写真で紹介されているスライドの内容などから、頼れる自分を育てるために何をしているかが語られたと推察されますが、2人の人生哲学を濃密に凝縮した内容に刺激を受けた声が多く集まっています。

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