ニュース
トランプ大統領がRTした反イスラムツイート、Twitterが消さない理由 当初と説明変える
「メディアポリシー」によるものと説明しています。
advertisement
ドナルド・トランプ米大統領が、反イスラムツイートをリツイートし物議を醸していますが、このツイートを削除しない理由について、Twitterは「メディアポリシー」によるものと説明しています。
大統領がリツイートしたのは、英国の極右政党のメンバーが投稿した動画で、「イスラム教徒移民が松葉杖の少年を打ちのめす」など、イスラム教徒が暴力的であると主張するもの。
元のツイートがTwitterのルールに反しているように見えるのに削除されない理由について、同社はCNNに「ある事柄のすべての側面を見る機会を提供するため、違反の可能性がある、物議を醸すコンテンツを認めることがまれにあります。公共の利益があると考えるためです」と説明していました。
advertisement
ところがその後、ジャック・ドーシーCEOは「先日の動画について当社が対応しない理由が誤って説明された」とコメント。Twitter Safetyアカウントでも「ヘルプセンターの担当者が説明し、これが混乱を招きました」と先の説明が誤っていたことを示唆し、「これら動画は報道価値がある、公共の利益にかなうという理由で残されているのではありません。現行のメディアポリシーに基いて認められています」と述べています。
しかし、同社は具体的にメディアポリシーのどの部分を根拠にしているかは述べていません。ユーザーからは「メディアポリシーを変えるべき」との批判も寄せられ、同社は「ポリシーを再評価し、検討し続けていきます」とコメントしています。
関連記事
“Twitter外”での発言や行動に制限? Twitterの新ルールについて運営に聞く
何が違反になるかをより明確にすることが目的の記述。米Twitter、白人至上主義ジャーナリストの認証バッジを剥奪 ガイドライン変更を発表
一時発行を停止していた「認証済みアカウント機能」も近日中に再開予定Twitter、白人至上主義ジャーナリストを認証し炎上 認証マーク発行をいったん全てストップ
対応に注目が集まってます。Twitterが新ルール導入へ 女優の一時凍結めぐるボイコット運動を受けて
「もっとアグレッシブなスタンスを取ることに決めた」とTwitterのCEO。独アーティスト、Twitter社オフィス前に削除されなかったヘイトツイートをスプレー 通報を6カ月間無視され
なかなか過激な抗議。TwitterのCEO、白人至上主義団体のプロモツイートが配信されたことに謝罪
発見したユーザーがスクリーンショットを投稿しています。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.