米Twitterが現地時間11月15日、一時的に発行を停止していた「認証済みアカウント機能」のガイドラインを改定し、新規認証作業を近日中に再開すると発表しました。なお騒動の発端となった白人至上主義ジャーナリストのジェイソン・ケスラー氏のTwitterアカウントから認証バッジが取り消されたことも分かりました。
もともとは本人であることを証明するためのものであった「認証バッジ」ですが、近年では利用者から「Twitterが賛同する人物もしくは、人物の重要度の指標」と受け取られることも多く、「既存の認証ルールと実態に齟齬(そご)が生じていた」とのこと。ジェイソン・ケスラー氏の騒動後、一時的に「認証済みアカウント機能」の新規認証を停止していました。(関連記事)。新たなガイドラインに抵触するアカウントに対して「過去に行った認証を取り消す」と今回発表しました。
具体的な取り消し理由については、もともと存在していた「認証済みアカウントのプロフィールを編集して元々のアカウントの用途を変更する」に加え、ヘイトスピーチや個人攻撃、嫌がらせなどのTwitterルールに反する行為が追加されました(11月16日11時時点では日本語版には未反映)。
騒動のきっかけは、8月にバージニア州で極右集会「ユナイト・ザ・ライト」を主催したことでも知られる白人至上主義者のジャーナリスト、ジェイソン・ケスラー氏のアカウントに認証バッジが付与されたこと。ケスラー氏が現地時間11月7日に認証マークの取得を喜ぶツイートをしたことに対して、Twitterにも大きな批判が集まっていました。
今回のTwitterの発表と時期を同じくしてケスラー氏は、Twitterからのメールを添えて認証バッジが取り消されたことをTwitterで報告。ケスラー氏の認証取り消しを求めていた人たちなどから大きな反響が寄せられています。
(Kikka)
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