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解釈は1つではない さまざまに考えてしまう漫画「厭世」が哲学的で奥深い(2/2 ページ)
輪廻? それとも……?
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行き先も分からないまま月日は過ぎていき、少女の短かった髪の毛も引きずりそうなほど伸びています。遠くを見ると街が見えて「あの場所にはこことは違う景色があるのだろうか」と、ぼんやりと考えます。
また歩いていたら、いつか置き去りにした指輪がなぜかそこにありました。前を見ても後ろを振り返っても道しかありません。靴もボロボロになっていて、歩くことが一気に疲れてしまいました。そこで遠くにある街を再び見つめると彼女は何かを決意し、指輪を置いて道から海へ……。
読み方によっていろいろな解釈ができる作品のため、pixivのコメント欄では「器だけ成長して中身は止まったまま」「物事は立体的に多角的に捉えなければいくら時間が経とうと足踏みをして成長は無いって事なのか?」「泳ぐという別の手段を知ったのかと思ってたけど普通に死んだってことなの?」など、読者の捉え方もさまざまです。作者からも答えは提示されていないので、想像力をかき立てられる作品となっています。
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道を歩く以外の方法はないのか助けを求めます
クライマックスでいろいろ考えてしまいます
画像提供:SeNMU(@SeNMU0107)さん
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