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チリの小型ミイラ、エイリアンじゃなかった 米大学の検証で「骨疾患の人間」と判明
骨が老化する疾患により、骨が6歳児同様に構成された胎児だと、研究者は説明しています。
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2003年にチリのアタカマ砂漠で発見された小型の人型ミイラについて、米スタンフォード大学が「骨疾患の人間」との検証結果を発表しました。
「アタ」と名付けられたミイラは死後約40年と推定。約6インチ(約15センチ)のわずかな身長に比して頭蓋骨が大きいこともあり、「もしやエイリアンのミイラなのでは」と憶測を呼んでいました。
その後研究者が5年がかりでアタのDNAを分析した結果、重度の遺伝的変異が起きた胎児(女性)の骨格であることが判明。彼女は胎児でありながら骨の構成は6歳と同様で、研究者は骨が老化するまれな疾患によるものと解明しています。
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解析のなかで、アタには骨の形成異常などに関与する、7種の突然変異があることが確認。これらの成果が今後の遺伝子治療に役立つ可能性を、研究者は述べています。
(沓澤真二)
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