ニュース

4年ぶりの同時公開に歓喜! ワレ「しんかい6500」と「よこすか」の“超スゲーところ”に肉薄すキャプテンながはまのマニアックすぎるシリーズ(3/4 ページ)

“メカメカ”成分、超多め。(写真大盛り135枚)

advertisement

“潜水ドローン”の先駆け「うらしま」、まるでゴン太くんのような顔つきの無人探査機「かいこう Mk-IV」

深海巡航探査機「うらしま」もすごい


「うらしま」は2000年から運用を開始した深海巡航探査機だ

うらしまの側面

うらしまは自律潜航航行能力を有し、障害物を自分で認識して避航できる。「潜水ドローン」の先駆けといえる

海底地形データの測定を主な任務とするうらしま。マルチビーム音響測深儀を選定に搭載し、海底近くを高周波ソナーでスキャンできるため、高精度の地形データを取得できる

うらしまの船尾垂直翼の上部に搭載した衛星通信アンテナと長距離無線アンテナ、GPSアンテナ

うらしまの船体制御系システムを収納した耐圧筒。うらしまはGPSが使えないため、高精度リングレーザージャイロによる慣性航法と音響手段で測定した母船の位置などを利用した位置測定で針路を自分で維持しながら潜航する

うらしまは全長10メートル、幅1.3メートル、高さ1.5メートル、空中重量7.5トン。最大潜航深度3500メートルを1基のスクリューで3ノットの速度で航行できる

「海底設置型掘削装置」の金属感もたまらない


「海底設置型掘削装置」

見上げるような高い塔状の機器。海底に据え置いて使う

筒がたくさん

コバルトリッチクラストなど、レアメタルの生成環境の解明に必要な海洋資源のサンプル採取に使う

こちらは6本爪(左)とシェル型(右)のパワーグラブ。こちらも海底に投入して海底サンプルの収集に使う

まるで“ゴン太くん” 7000メートルまで先行できる無人探査機「かいこう Mk-IV」


「かいこう Mk-IV」はしんかい6500よりさらに深い水深7000メートルまで潜航できる無人探査機だ

右舷にハロゲン投光器、左舷に魚眼テレビカメラを搭載する。その姿はなんだか「ゴン太くん」のよう!

その下には右舷に降格ハイビジョンテレビカメラ、左舷に高解像度デジタルスチルカメラを載せているが……こちらも顔にしか見えん……

かいこうMk-IVには300キロ収容可能なペイロードを用意している。銀色のボックスはペイロード用の電磁弁制御ユニット

かいこうMk-IVの駆動系はそのほとんどがチタン合金の骨組みにそのまま搭載したむき出しの状態。水圧に対しては、内部を油で満たし、その油圧で内側から均圧にすることで耐えるようにしている

一方、船体制御用システム基板は油で満たすのではなく耐圧容器に収納する。「え、基板も油漬けできるからすればいいのに」とハイクラスな自作PCユーザーならば思ってしまうかもしれないが、コンデンサーなど、内部に気泡が混入する可能性があるパーツは水圧に耐えられない。そのために全て耐圧容器に収納しているそうだ

耐圧容器に接続するケーブルの内部は油で満たされている

駆動系の油圧に使う油は放熱する必要がある。その冷却に細い管を何本も組み合わせたクーラーを使用する

水深3000メートルの調査に特化した無人探査機「HYPER-DOLPHIN」


「HYPER-DOLPHIN」は水深3000mの調査に特化した無人探査だ。コストを抑えるために民間で潜水艇や潜水探査機を開発生産しているカナダのメーカーに発注した

HYPER-DOLPHINは2000年に運用を開始。他の探査機や有人潜水艇は母船とセットで運用する必要があるが、HYPER-DOLPHINは探査機とコンテナ形状の管制ユニットで運用できるため、探査機とコンテナを搭載できる船ならばどこでも使える「手軽さ」が強みだ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
  2. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  3. 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  4. 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  5. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  6. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  7. 高2のとき、留学先のクラスで出会った2人が結婚し…… 米国人夫から日本人妻への「最高すぎる」サプライズが70万再生 「いいね100回くらい押したい」
  8. 「腹筋捩じ切れましたwww」 夫が塗った“ピカチュウの絵”が……? 大爆笑の違和感に「うちの子も同じ事してたw」
  9. “膝まで伸びた草ボーボーの庭”をプロが手入れしたら…… 現れた“まさかの光景”に「誰が想像しただろう」「草刈機の魔法使いだ」と称賛の声
  10. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に