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DLsiteが自作ゲームのSteam展開をサポート 利益はDLsiteと制作者で折半

翻訳費用をDLsiteに負担してもらうか否かで、Steam版の日本語の有無が変わります。

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 デジタルコンテンツの総合販売サイト「DLsite.com」(以下「DLsite」)が、PCゲームのプラットフォーム「Steam」にパブリッシャーとして参入。あわせて自作ゲームを公募し、海外展開をサポートすると発表しました。応募した制作者は、作品登録やテキストの翻訳などを代行してもらいつつ、作品をSteamで販売できます。

 DLsiteが窓口となり、採用作品を同サイトとSteamで販売。利益については、売り上げからSteamの手数料や現地税などを引いた額を、DLsiteと制作者で分け合う仕組みです(基本的には折半)。

応募作品が採用された制作者は、作中のテキストを提出。DLsiteが翻訳したテキストを受け取ってゲームへ組み込み、DLsite経由でSteamへ登録

 応募できるのは二次創作に該当しない作品のみ。例外として、東方Projectの二次創作は権利者から認可されています。また、Steamの審査もあるため、「性的興奮を促す要素」は不可。制作者は該当部分の排除や差し替えが求められます。

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 翻訳作業は品質を保証するため、すべてDLsiteが担当します。対応方法は2種類あり、1つはDLsiteが費用を負担し、英語および中国語(繁体字、簡体字)に翻訳するもの。この場合、DLsite版は日本語も入りますが、Steam版は日本語抜きとなります。

 もう1つは、有料の「作品まるごと翻訳サービス」を利用する方法。この場合は、フランス語・ドイツ語・イタリア語・スペイン語・韓国語にも対応するほか、Steamでも日本語を含めた販売が可能となります。

翻訳費用がをどちらが負担するかで、販売開始時期も変わってきます

 翻訳コストを誰が担うかで、ゲームの言語仕様が大きく変わる仕組み。制作者がどの選択をするのか、今後が興味深く思われます。

(沓澤真二)

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