Valveは本日5月10日、Android/iOS向けの2つのアプリをリリースする予定であることを発表した。1つ目は、5月21日に配信予定のSteam Linkアプリ。このアプリでは、ユーザーは5GHz無線や、有線を介してAndroid(スマートフォン、タブレット、TV)やiOS(iPhone、iPad、Apple TV)からSteamライブラリに接続できるようになる。PCを使ったストリーミング形式が採用されており、ゲームを動かすためのPCが必要になるので注意。操作体系としては、Steam コントローラーとMFI コントローラーに対応するほか、順次対応デバイスを増やしていくとのこと。
Valveは既に、母艦となるユーザーのPCから有線/無線で映像をストリーミングして、リビングなど離れた場所のテレビでSteamのゲームを楽しむための周辺機器「Steamリンク」を発売しているが、同アプリを利用する上でこちらのデバイスが必須というわけではないようだ。
もう1つのアプリは、Steam Video app。Steamストアに存在する何千もの映像作品をモバイルデバイスで楽しめるというもの。LTEもしくはWi-Fiネットワークを介して接続し、ストリーミングもしくはオフライン(恐らくダウンロード)で視聴できるとのこと。
これらのアプリは、あくまでストリーミングが主導であるが、Steamのコンテンツが多様な形で遊べるようになる新たなアプローチといえる。モバイルデバイスで遊ぶとなれば、操作体系が気になるところ。既にSteamコントローラーに対応しているが、コントローラーのオプションのさらなる拡充が望まれるだろう。
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