ニュース

夏期に多く発生する「水の事故」について消費者庁が注意喚起 もし流された時の対処法は「浮いて待て!」

子どもたちが外で元気に遊び出す季節は事故にも気をつけましょう。

advertisement

 消費者庁は、夏期に多く発生する、海・川・湖沼池・プール等での「水の事故」について注意喚起。また、もしも事故に遭ってしまった際の対処法を紹介しています

実際に救助された対処法を紹介しています
子どもの溺水などの事故は夏に多く発生しています

 海上保安庁の情報によると、2008年~2017年までの10年間で14歳以下の子どもが海で事故に遭った数は574人に上り、月別にみると7月に181人、8月に334人と、海水浴シーズンの2カ月間に発生が集中しているのがわかります。ちなみに直近の2017年は、事故者数は52人で、うち死者・行方不明者数は3人という状況です。

 同10年間の事故者数を年齢別でみると、「5~9歳」が250人、「10~14歳」が253人と、年齢が上がっても同じくらい多く発生しています。また71人と少ない「4歳以下」では“保護責任者の監視不十分”とされる事故が67.6%と高めで、これは「5~9歳」でも少なくありません。

advertisement
7月~8月に多くの「水の事故」が発生しています
年齢が上がると事故者数も増加

 さらに警察庁の水難事故情報によると、2012年~2016年までの5年間で「水の事故」における死者・行方不明者数は244人。発生場所は「河川」が125人と最も多く、特に7月~8月になると「海」と同様に増加しています。なお、行為別では「水遊び」による死者・行方不明者数が最も多い結果となっています。

7月~8月以外では「河川」「湖沼池」「用水路」での事故も目立ちます

 万一、海などの水中で溺れたり流されたりしてしまった際の対処法としては、「浮いて待て!」を紹介。これは仰向けで力を抜いて大の字になって漂流することで、体力を消耗させずに救助を待つ方法で、実際にこれで救助された事例も報告されています。

 もちろん、保護者や周囲の人が子どもを「危険な場所で遊ばせない」「目を離さない」なども重要で、またいち早く事故に気付くため「子どもは静かに溺れる」といった知識を持っておくことも大事だとしています。

「浮いて待て!」を合言葉に、無理に泳がず、大の字になって浮くことで救助を待ちましょう

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの行動”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」【大谷翔平激動の2024年 「家族愛」にも集まった注目】
  2. 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」【大谷翔平激動の2024年 現地では「プレー以外のふるまい」も話題に】
  3. 友達が描いた“すっぴんで麺啜ってる私の油絵"が1000万表示 普段とのギャップに「全力の悪意と全力の愛情を感じる」
  4. 刺しゅう糸を20時間編んで、完成したのは…… ふんわり繊細な“芸術品”へ「ときめきやばい」「美しすぎる!」
  5. 毛糸6色を使って、編んでいくと…… 初心者でも超簡単にできる“おしゃれアイテム”が「とっても可愛い」「どっぷりハマってしまいました」
  6. 60代女性「15年通った美容師に文句を言われ……」 悩める依頼者をプロが大変身させた結末に驚きと称賛「めっちゃ若返って見える!」
  7. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  8. 真っ黒な“極太毛糸”をダイナミックに編み続けたら…… 予想外の完成品に驚きの声【スコットランド】
  9. 「庶民的すぎる」「明日買おう」 大谷翔平の妻・真美子さんが客席で食べていた? 「のど飴」が話題に
  10. 後輩が入手した50円玉→よく見ると…… “衝撃価値”の不良品硬貨が1000万表示 「コインショップへ持っていけ!」