少し高めの家賃で家具や家電が借り放題になる「カスタムアパートメント」　12月に第一弾登場

　建築デザイン企画などを手掛ける企業デモクラシ。が、家具や家電が借り放題の賃貸住宅「カスタムアパートメント」を2018年12月から提供開始すると発表しました。

　カスタムアパートメントは、“昭和長屋暮らし”の現代版とも言えるモノをシェアするアパート。住民は専用のスマホサイトから高級掃除機や炊飯器、トースターに自転車などを予約し、共有スペースから無料でレンタルできます。

　家賃は、一般的な物件と比べて少し高めの9万円前後を予定。一方で敷金・礼金や手数料は無料で、借りられるアイテムの総額は100万円以上となっています。

　単身者が急増している首都圏を中心に提供予定で、現在は2018年12月の入居を予定とした「カスタムアパートメント 多摩川」（神奈川県川崎市）、「カスタムアパートメント池袋」（東京都豊島区）を建設中。今後は全国展開も予定されています。

　デモクラシ。は、アパート経営大手のセレコーポレーションで代表取締役を務めた佐野章氏が同社から独立し2017年に設立。「エンドユーザー（居住者）目線で考えたアパート」を基点としたアパートの実現を目指し、そのアパート事業第1弾としてカスタムアパートメントの企画開発を進めてきたとしています。