ニュース
誰でも描けるリアル背景、「岩」「地面」の描き方:漫画家直伝イラストテクニック(4)(2/3 ページ)
紙とペンを用意して、ぜひ試してみてください!
advertisement
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
まずは佐藤先生と同様に目安を描いてみます。が、これが意外と難しいです。同じところばかりなぞってしまったり、バランスが偏ったりするので、3枚ぐらい描いて一番いいのを選びました。
次に目安に沿ってペン入れをしていきます。試用したのは0.03ミリのペンと0.05ミリのペンです。この辺はゴツゴツしているとか、この辺は光が当たっているという設定をつけて、どこが影になるのかを考えます。
ある程度かけたらペンを0.3ミリの少し太いものに変え、影が濃くなる部分を塗っていきます。前回、紙が手に張り付いて書きにくかったので、今回は漫画家の先生たちが使っていそうな指先だけ出ている手袋を用意したのでササッと進みます。筆者は形から入るタイプなので、装着しただけでうまく描けそうな気がします(気がしているだけです)。
advertisement
ある程度書き込みが済んだら、最後に目安を消して完成です。
これまで描きこみすぎるケースが多かったので、今回は線を減らしてみたのですがなんとも平面的な仕上がりに。岩と言われれば分かるけれども、言われないと何か分からないような気もします……。
これについて佐藤先生にアドバイスを求めたところ、「輪郭線はカケアミよりもさっと一線で描いたほうがいいかもしれません」とのこと。なるほど、部分によって線の使い分けが大事なんですね……! もっと練習せねば。
このように線を重ねる方法では少し練習が必要ですが、佐藤先生によると、サランラップやガムテープといった家庭にあるものでも簡単に岩肌風の模様が作れるとのこと。併せて紹介していきます。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.