コラム

「あたためた牛乳に、薄い膜ができる現象」の名前、ちょっとかっこいいって知ってた?

海外などで使われている別名は、少しピカチュウっぽい。

advertisement

 牛乳をあたためたら、表面に薄い膜ができていた――ホットミルクを作るとき、こんなことが起こったことはありませんか? 実はこの現象、科学の世界ではちょっとかっこいい名前で呼ばれています。

「牛乳をあたためたとき、薄い膜ができる現象」の名称

 あの牛乳の膜は、実は豆乳からできる湯葉と同じ原理でできるもの。加熱により表面の水分が蒸発することでタンパク質が凝固し、脂肪分などを含む膜が形成されます。

 この現象は1903年にラムスデン氏が発見したことから、「ラムスデン現象」として知られています。また、海外では1907年に論文を執筆した研究者の名前をとって「Pickering emulsion(ピカリングエマルジョン/ピカリング凝固)」とされることも多いようです。

advertisement

 ちなみに、日本乳業協会によれば、牛乳をかき回しながらあたためると、膜が発生しにくくなるそうです。口にするのが苦手な方は、試してみては?

※2018年7月2日 修正:日本乳業協会の名前を誤って記載していたため、修正いたしました。

主要参考文献

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの行動”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」【大谷翔平激動の2024年 「家族愛」にも集まった注目】
  2. 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」【大谷翔平激動の2024年 現地では「プレー以外のふるまい」も話題に】
  3. 刺しゅう糸を20時間編んで、完成したのは…… ふんわり繊細な“芸術品”へ「ときめきやばい」「美しすぎる!」
  4. 友達が描いた“すっぴんで麺啜ってる私の油絵"が1000万表示 普段とのギャップに「全力の悪意と全力の愛情を感じる」
  5. 毛糸6色を使って、編んでいくと…… 初心者でも超簡単にできる“おしゃれアイテム”が「とっても可愛い」「どっぷりハマってしまいました」
  6. 60代女性「15年通った美容師に文句を言われ……」 悩める依頼者をプロが大変身させた結末に驚きと称賛「めっちゃ若返って見える!」
  7. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  8. 真っ黒な“極太毛糸”をダイナミックに編み続けたら…… 予想外の完成品に驚きの声【スコットランド】
  9. 「庶民的すぎる」「明日買おう」 大谷翔平の妻・真美子さんが客席で食べていた? 「のど飴」が話題に
  10. 後輩が入手した50円玉→よく見ると…… “衝撃価値”の不良品硬貨が1000万表示 「コインショップへ持っていけ!」