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パンダがだる~ん、長野自衛隊の「ゆる」ポスターに絶賛の声 担当者に制作意図を聞いた

自衛隊長野地方協力本部に意図などを聞きました。

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 「なんにもすることない……が、一番なんですが」というキャッチコピーを、けだるそうなパンダのイラストに添えたポスターが、Twitterで話題を呼んでいます。一見するとゆるキャラの企画に思えますが、実は長野の自衛官募集告知。あらためてキャッチコピーの意味に納得させられます。

確かに、自衛隊が忙しくなるような事態なんかないほうがいい(画像提供:つくしさん)

 投稿主のつくし(@cramponasahi)さんが、JR飯山線で発見。「自衛隊が忙しくなるような事態はないにこしたことはないが、備えとしての人材は必要」といった主旨を、やわらかい言葉で表現しています。

 ツイートには、「誰も不愉快にならない良いポスター」「自衛隊の理念に準拠しつつ、きちんと笑いをとっている」「動物園などのポスターに見えて宣伝効果が薄いのでは」など、さまざまな意見が。編集部はポスターの意図などを、自衛隊長野地方協力本部(長野地本)に聞きました。

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ポスターのデザインと実物(画像提供:長野地本)

 ポスターは長野県庁の市町村課と協力して作成したもの。県下の各路線で、6月25日から6月30日まで中吊り広告として使用していたそうです。なお、長野地本と県庁が協力するのは今回で3回目。

 制作を手がけたのは県庁嘱託のデザイナーで、長野地本の担当者ともども女性。近年、自衛隊のポスターというと「自衛隊三人娘!!」など萌えキャラを使ったものが目立っていましたが、打ち合わせでは「もっと広い層にアピールしたい」という方針が持ち上がりました。その流れで、長野地本は「パッと見だけでは自衛隊のポスターだと分からないような、話題性、意外性のあるデザインにしたい」とデザイナーに伝えたといいます。

 見本があがってきたときは、デザイン的にもメッセージ的にも、最初は県庁の職員も「こんなので大丈夫ですかね」と不安がっていたのだとか。それでも長野地本の担当者は、「やわらかいメッセージと同時に意図がうまく伝わるよいものになったと思います」と述べています。

 ポスターの完成後、長野地本を訪ねた人や自衛隊の志願者に見せたところ、「意外性があっていいですね」と好評だったと語る担当者。SNSでの反響の大きさにも驚き、喜んでいる様子でした。

(沓澤真二)

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