首吊り鳥居、古戦場跡、血を流す松 三和交通「心霊タクシー」ツアーにガチ突撃! 取材班のカメラに写り込んだこれはいったい:NMR ねとらぼミステリー調査班(5/6 ページ)
やだ怖い。
誰も行きたがらない最恐にヤバい古戦場跡
ついに最後の巡礼スポットへ向かう一行。もうここまでで撮れ高は十分なんで帰ってもいい、というか帰りたいのですが、とっておきのいちばんヤバい最恐のスポットに連れて行ってくれるというのだから断りづらい。正直、もう「おうち帰りたい」という気持ちでいっぱいだったのですが、渋々とタクシーに乗り込みました。
ここまで順調に走ってきたタクシーですが、突如カーナビがフリーズするという機材トラブルが発生。ちょっとー、菅井ちゃーん。そういうのやめてくれる? そういう演出もういいから!
菅井さんが最後のスポットへ移動するために、カーナビに目的地を登録しようとしたらフリーズしたそうです。そのカーナビやばくない!? 消臭剤で除菌除霊しとこ?
トラブルを乗り越えて到着した最後のスポット。ここは封建時代の古戦場跡なのだそうです。もう古戦場と聞いただけで、出る予感しかしない。
到着するまでの道中に「武将の霊を見た」という噂を聞かされた最恐のスポット。ここに来るのは菅井さんも乗り気ではないようで、「タクシー運転手って、死ぬ覚悟はできてるんですよ。いつ殺されるか分からない職業ですから」と言いながらも、あまり行きたくない場所とぼやいていました。
そんな最恐スポットに着いて、何げなくシャッターを切ってみたら当たり前のようにオーブが写った。この日はほぼ無風で、ほこりが舞い上がって写り込んだという可能性は低い。
取材に先立ち、レンズもしっかりと清掃を施してきたのですが、撮った写真にはなぜかキラキラした何かが写りこんでしまっています。しかも撮影した写真のことごとくがピントがぼけているという……いやー不思議だなぁ。
ちなみに、今回の取材に同行した三和交通の広報担当さんがずっと「顔にクモの巣が引っ掛かる」と言いながら必死に何かを払っていました。筆者はクモの巣にひっかかることはなかったので、ツイてないなーなんて思っていたら、菅井さんが「それ、霊が顔をなでているんですよ」と言い出しました。ちょっと何を言ってるのかわかりません。
そうこうしているうちに、塚のふもとに到着しました。
「上に行ってもいいですが、私は行きませんよ」という菅井さん。塚のふもとには石碑があり『此の塚を壊せし者は忽(たちまち)に 悪霊を受で 死するやもあり』とあり、これ以上近づいたら武将の霊を本当に怒らせてしまうから行かないといいだしました。
この時、菅井さんに異変が起こっていることを筆者だけが気付いていました。菅井さんの声がだんだんと潰れてきており、誰かに首を押さえられたように声がしゃがれてきていました。
しかし、行く! 行くしかない。塚の周りにはロープで結界が張られていました。塚の前から結界の外に向けて写真を撮ってみると。
現場からは以上です。
満足いただけただろうか
こうして約2時間の心霊スポット巡礼ツアーが終了しました。ほんとうに撮れてしまいました。このツアー、ガチ過ぎる。
菅井さんは「行くたびに起きる現象が強くなっている」と言ってました。「霊がいる」と聞いて人が集まることで、本当に霊が集まってきてしまうそうです。
2018年に菅井さんが担当するツアーは全12回。「12回目のお客さまには何かが起こるでしょうね」と話していました。なんだその予言はぁぁ。
三和交通「心霊スポット巡礼ツアー2018」は抽選で選ばれた人だけが参加できる限定ツアーとなっており、今年は1500人を越える応募があったそうです。残念ながら7月12日で受付が終了していますが、今回参加できなかった人は2019年の開催に期待しましょう。
取材が無事終わり地元に帰って夕飯を食べました。あー、疲れた疲れた。
何か違和感を覚え、ふと気づく。なにかがいる……これは連れて帰ってきてしまったと、筆者は確信しました。
菅井さんが言った「気配がするときありますよね。後ろを見ても誰もいないですよね。でも、実は上にいるんです。」
それを思い出してゾッとしましたが、怖くて上を見るなんてできず、無心でそのまま食べ続けました。
その後、異様な眠気におそわれ……あ、息が苦し……。(編注:ホイコ隊員の生存は確認しています)
(高橋ホイコ)
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