「教育委員会からエアコンを使用するなと通達された」Twitterで拡散 → 箕面市長が否定
前後のツイートから箕面市の人だということが分かる状態だったそうです。
Twitterで拡散していた「学校の体育館にエアコンが設置されたが1回2500円の電気代がかかるとして教育委員会から使用しないよう通達された」とするツイートについて、箕面市の市長が「そういう事実はない」と否定しました。元ツイートでは具体的に箕面市の名称をあげていませんでしたが、前後のツイートから箕面市の人だということが分かる状態だったそうです。
元のアカウントは「(教育委員会の通達に対し)『生徒の安全より2500円を取るのか!』と職員室は大荒れ」「自腹切るから勝手にエアコンをつけてしまおうという話に」「ウチの学校は管理職が生徒の安全面に気を使っていて、ホント恵まれている」「やはり現場の対応だけでは限界がある」とツイート。これを見た人からは「使わないならなぜエアコンをつけたのか」「職員室が大荒れになってくれたことは救い」「人命に関わるのでお金の問題じゃない」などの反応が集まっていました。なお、このアカウントは現在削除されていますが、経緯はTogetterにまとめられています。
一連のツイートを受け、箕面市長の倉田哲郎さんが「事実と異なる事象が3万リツイート以上され、まとめサイトもできてるので、箕面市教委のイメージ回復のためあえて書いておきます」としてツイート内容を否定。箕面市では、全小中学校に設置されたエアコンの使用は一定の目安を示した上で各学校に委ねているとしています。
倉田市長は誤った情報の拡散について「エアコン整備や稼働ルールの厳格化など、それなりに思い切ってやってくれてる箕面市教育委員会だと感じてるだけに、デマの拡散は残念です」と心境をツイートしています。
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