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砂を掘ると海、盛ると山に早変わり 佐賀の土木展出展の「砂場マッピング」が注目集める

鳴らした音に合わせて光るカラーコーンや、有明海の干満差を体験できる映像など、ユニークな展示が多数。

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 「砂場マッピング」という、ユニークなプロジェクションマッピング装置がTwitterで注目を集めています。砂場を掘り返すと海が、寄せて盛ると山が、リアルタイムに投影されて早変わり。ちょっとした天地創造気分を味わえそうです。

砂場の凹凸に投影し、山や海を表現(画像提供:とべっちさん)
掘り返した場所はすぐ海へ変化(画像提供:とべっちさん)
砂を盛ると山に。なんだか「ポピュラス」みたい(画像提供:とべっちさん)

 開発したのはコンテンツ制作会社アールテクニカのとべっち(@tobetchi)さん。測定にはマイクロソフトのKinect、描画にはopenFrameworksを使用しているそうです。なお、装置は佐賀県立博物館で開催中の「すごいぞ! ボクの土木展」で体験できます。

 同社は三角コーンを演出照明に用いた楽器「club DOBOKU」も出展。ボタンを押すと工事現場の音が奏でられ、壁面にずらりと並んだ三角コーンが、ビジュアライザーのように明滅します。「土木展」の堅い字面に対して、発想が自由すぎる。

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プログラムはとべっちさん、ディレクションはカムラ(@ko_come)さん、音楽は佐賀出身のサウンドクリエイター・Go Hiyama(@gohiyama)さんが担当
音楽に合わせてボタンを操作すると……(画像提供:クサーバックスさん)
佐賀県内で収録された工事現場の音が鳴り響き、無数のカラーコーンが光る(画像提供:クサーバックスさん)
楽しそうっ(画像提供:クサーバックスさん)

 干満差が日本一という有明海の、潮位の変化を再現したCG映像「潮位の壁」も同社の出展。江戸から昭和初期における石垣積みの堤防と現在の堤防の比較したり、伊勢湾台風級の災害を体験したりと、さまざまな状況を実感できます。

干潮時と満潮時の差をまざまざと(画像提供:カムラさん)

 「すごいぞ!ボクの土木展」は、9月2日まで開催。期間中は無休で、入場無料となっています。

(沓澤真二)

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