「その思いは必ず届く」　酒井若菜、「透明なゆりかご」「グッド・ドクター」で苦悩する母親演じる

　ドラマ「透明なゆりかご」（NHK）にレギュラー出演中の酒井若菜さんが、ドラマ「グッド・ドクター」（フジテレビ系）の8月30日放送回にゲストとして出演。29日に更新したブログでは、両ドラマで子どもが愛情を感じ取れない母親役を演じた思いをつづっています。

　30日放送の第8話で描かれたのは、ガンを患った子どもとその家族の物語で、酒井さんが演じたのは、ガンの次男とそのためにさまざまな我慢を強いられてしまう長男との間で揺れる母親役。「透明なゆりかご」では、勉強ができず周囲にもなじめなかった主人公の青田アオイ（清原果耶さん）に厳しく接してきた過去を持つ母親役を演じており、それぞれ異なった役柄でありつつも、家族のデリケートな問題を抱える母親として苦悩する姿が描かれています。

　異なる2人の母親を演じた酒井さんは、「ちょっとドギマギしている」と胸中を告白。「息子たちの姿をふと思い出しては、いまだにうるっとしてしまうくらい」と役柄を演じていた際のことを振り返り、「みんなみんな、我慢してる　我慢はときに誤解を与えてしまうものだけど、その思いは必ず届くと信じて」とそれぞれの“家族”の形について自身の考えを述べました。

　「透明なゆりかご」に出演するにあたり、「これから4ヶ月、母は撮影がない日も、彼女のことを想っています」とアオイの母親役を全力で演じたいと意思表明していた酒井さん。8月31日の放送では、これまで劇中で仲が良い親子として描かれてきたアオイと史香について「なぜ仲よし親子なのにぎこちなかったのか、なぜ手に触れられなかったのか、の真相が明かされます」と説明しています。