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交通事故で窓から投げ出され行方不明になっていた犬 19日ぶりに発見され飼い主と感動の再会

見つかって本当に良かったです。

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 米コロラド州で交通事故が原因で19日ほど行方不明になった犬・ベントレーが、地元住民やボランティアたち捜索により発見されました。飼い主のサマンサが涙ながらに呼びかけ、ベントレーが少しずつ近づいてくる再会の瞬間がFacebookに投稿され、感動を呼んでいます。

Bring Bentley HomeのFacebookページより

 事故が起こったのは現地時間の8月7日。ジープで山腹の道を走っていたサマンサとその母親のジェニファーは、大きな岩の上を走行しようとしたところバランスを崩し、ジープごと約180メートルも滑落してしまいます。この事故で、母親のジェニファーは死亡。サマンサも重傷を負いますが、ヘリで緊急搬送され一命をとりとめました。しかし一緒に乗っていたベントレーは事故時に窓から投げ出され、それ以降行方不明となってしまいます。

 ベントレーも事故で大ケガを負い、パニックで山の中をさまよっているかもしれない――。サマンサの家族や友人たちにより、Facebookに「Bring Bentley Back(ベントレーをおうちに連れ戻そう)」というページが立ち上がり、捜索プロジェクトがスタートします。SNSで拡散されたベントレー捜索プロジェクトは、テレビやニュースサイトなど多数のメディアでも取り上げられることに。捜索の輪が広がっていきますが、ベントレーは事故のトラウマでおびえてしまっているのか、目撃証言はあるもののなかなか姿をあらわしません。

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 明るく人懐っこい性格の犬でも、自動車事故などの大きなアクシデントに遭遇すると、驚きと恐怖から一時的に臆病になってしまうことがあると言われています。滑落する車から投げ出されるという恐ろしい体験をしたベントレーは、そのショックから警戒心が強くなり、捜索チームの呼びかけにも応じず姿を見せなかったと考えられます。

 ベントレーが見つからないまま事故から19日が経過した現地時間の8月26日、退院したばかりのサマンサも捜索に加わる事に。事故現場である山を捜索チームとともに探し、ついにベントレーを発見できたのでした。この時の再会シーンをとらえたのが、冒頭の動画になります。

 大好きなサマンサの姿や声を確認できても、事故のトラウマでおびえているのか、すぐに駆け寄ってこようとしないベントレー。19日ぶりにサマンサを目の前にして、少し混乱してしまっているのかもしれません。

 そんなベントレーに、涙ながらに優しく「いい子ねベントレー、ママよ。こっちにおいで」と呼びかけ続けるサマンサ。事故などでショックを受けている犬は、こちらから追いかけると逃げてしまうのだそうです。サマンサは駆け寄っていきたい気持ちを抑えて、ベントレーから来てくるのを辛抱強く待ちます。

 途中、あえて後ろを向きベントレーの気を引いたり、おもちゃや食べ物を出して興味を持たせたりしながら、少しずつベントレーを呼び寄せていきます。ゆっくりと、しかし着実にこちらに向かってくるベントレー。不安そうな表情をしながらも、サマンサの声がしっかり聞こえているようです。そしてついにベントレーはサマンサの元へ。サマンサとベントレーは19日ぶりに再会を果たしたのでした。

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 動画には「無事見つかって本当によかった!」「悲しい事故だったけれど、ベントレーに関してはハッピーエンディングだね」「動画をみて涙をこらえきれなかった」という祝福のコメントが多数寄せられました。その後、サマンサは協力してくれた人への感謝のメッセージを投稿。投稿によるとベントレーには軽い脱水症状と栄養失調が見られるものの、大きな外傷はないとのこと。サマンサは涙ながらに「ベントレー捜索にご協力いただいたみなさんに、心の底から感謝しています」と述べています。

Bring Bentley HomeのFacebookページより

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