ニュース

“5円チョコ”こと「ごえんがあるよ」は、なぜ30年以上も売り続けられるのか? 会長が明かす「儲からないんだけど……」(3/4 ページ)

なくなったらさみしい。

advertisement

「食べて幸せな気持ちになりました」

――今後もまだ「ごえんがあるよ」の新商品は出ますか?

 分からない。もう来年はやめてるかもしれないし。

――そんな……! 昨年(2017年)、駄菓子の「梅ジャム」の販売が終了したとき、ファンから「やめちゃうの?」っていう声がたくさん集まったんですけど、5円チョコもそういう声が多いと思いますが。

advertisement

 いやあ、そんなことはないんじゃない? それだったらもうちょっと売れてていいと思う。

――(笑)。やめるときになって初めて「やめないで」と言うんじゃなくて、ふだんから買ってくれ! って話ですよね。でもファンレターなどは届きませんか?

 ……何年かにいっぺんぐらいは来るね。いちばんうれしいのは、「食べて幸せな気持ちになりました」っていう。チロルはそういうのをめざしてるから。


新パッケージはカラフルになった

5円チョコは「古臭い」?

 でもこの間ね、ブランド調査したら「5円チョコってなんか古臭い」っていう人が多くて。駄菓子っぽいとかね、そういうイメージを持っているみたい。

――チロルチョコのほうは「古臭い」というのはなかった?

advertisement

 それはないね。チロルはデザインも駄菓子的な要素をなくして、大人の鑑賞に耐えられるようなものをめざしてきたから。


会社の大黒柱、チロルチョコ。「きなこもち」は空前のヒットを記録した

――それで言うと5円チョコは昔とほとんど変わっていなくて、懐かしさはとても強いんですけどね。

 うん。でもあまり、そこが売りにつながっていないよね。

――潜在的なファンは多いと思うので、この記事をきっかけに「好きだった!」って人が出てくれるといいんですけど。

 うん、あとは買ってくれたらもっと良いよね。

advertisement

――(笑)。そうですよね、ちゃんと書いておきます。「5円チョコを救うのはあなたのお金です!」と。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 「今までなんで使わなかったのか」 ワークマンの「アルミ帽子」が暑さ対策に最強だった 「めっちゃ涼しー」
  2. 「東京チカラめし」約2年ぶりに東京で“復活” まさかの出店場所に驚き「脳がフリーズしそうに」
  3. 地元民向け“バリカタ仕様”の袋麺だと思ったら……思わぬ落とし穴に「トラップ仕掛けられてる」「自分も引っかかった」
  4. 水槽に庭で引っこ抜いた草を入れたら、まさかの変化 生まれ変わった水景に「あの雑草水槽からこの水景、、普通にすごい」
  5. 川をせき止めるほどのゴミ→ボランティアがを徹底的に掃除したら…… 見違える変化に驚き
  6. 9カ月赤ちゃん、初めてママ&パパと離れて大泣き→帰宅すると…… 思わぬ反応に「天使」「全てがたまらんっすわ」
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. 「トロッコ問題」で“全員が無事だった”のはなぜ? → 謎解き作家の問いに“斬新な解答”が続々集結し、もはや大喜利状態に
  9. 16歳お姉ちゃんと0歳弟、赤ちゃんが泣くとすぐに抱っこして…… 愛をそそぐ姿に「愛しさ溢れてて号泣」「いいね1万回押したい」
  10. 「ミニチュア革命を起こした」 ダイソー“Apple Watchカバー”の天才的な使い方をご覧ください