こたつをブラックホールと仮定し反物質であるレポートの推進を生む「コタツスイングバイ」がなるほどわからん
理にはかなっている気がする。
こたつといえば日本の心であると同時に、人間を吸い込み出られなくする「ブラックホール」としても有名です。では、ブラックホールなら重力による推進力が生まれ、反物質であるレポートを効率よく進捗させられるのでは? という前提から結論まで全てが“宇宙”な「コタツスイングバイ」がTwitterで考案され見た人たちの心をこたつのように暖めています。天才過ぎて付いていくだけで精一杯だ!
「スイングバイ」とは、天体の重力を利用して軌道を変更する航法。惑星探査機「ボイジャー2号」は、地球を出たときは、木星まで行ける速度しかありませんでしたが、「スイングバイ」で加速することによってそれ以上の飛行が可能になりました。加速するだけでなく、軌道の変更や減速も可能です。
Twitterユーザーであるmin-minさん(@min_poo_san)は、ある日他ユーザーの「とうとう我が家にブラックホール(こたつ)が導入されてしまった」というツイートを発見。そこから「こたつがブラックホールだとすれば軌道と速度をちゃんとすればこたつに吸い込まれることなく周回し続けられるのでは」「こたつの重力を使い燃料効率の良い推進方法である『コタツスイングバイ』を研究して実用化させたら」と話が発展していきました。
min-minさんは、これらの理論を図解して投稿。「こたつに入りたい」「入るべきか入らぬべきか」「入ってはならない!」という3つの意思から生まれる推進力を利用した周回運動が記されています。
さらに、「帰宅点」から「こたつに入りたいけど入ったら課題が……」という意思でこたつに向かって加速し、「課題が終わったらこたつに入ろう!」と脱出。反物質であるレポートを終えてからこたつに入る「こたつスイングバイ」も分かりやすく図示しました。「糖分や魔剤を使用せすに進捗を生むことができる効率の良い人間推進法」とのこと。確かにきれいなスイングバイの軌道を描いています(?)。
この理論にリプライ欄などでは、「全てが絶妙」「すさまじく好き」「図解が的確すぎる」「こういう考え方できるなら勉強を続けるのはすごく楽しいやろうし好き」「スイングバイを行うにはコタツ視認できない自宅外縁部を利用すると良い」「コタツにミカンを置くことでコタツの質量が変わりスイングバイするはずの推進力では足りずに墜落する」「ワンルームでコタツ置くともうスイングバイできるほどの距離も保てず質量が極限となりブラックホール」「スイングバイにより速度が加速するか否かは、こたつの進行方向に依存するので場合によっては速度が落ちてしまうのでは?」「ブラックホールに入ると時間が遅くなるという理論からすると、入る前は時間が早く進んでいるので、よりスイングバイがコタツにより強まる」「第1こたつ速度vは2.27m/s(=8.17km/h)となり、こたつの周りでランニングすればこたつに入らなくてもいい(適当) 」といった声が上がっていました。ちらほらこたつ科学者がいますね……。
また、「コタツの上でレポートをすればよいのでは」という意見も上がっていましたが、min-minさんいわく「レポートは反物質なのでコタツと接触することで対消滅し、観測者はそのエネルギーの放出に巻き込まれ蒸発、結果レポートが締め切りに間に合わなくなるものと思われます」とのことでした。コタツレポートで地球がやばい。
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