名車「ヨンフォア」風なネオレトロも ホンダ、中型バイクの新型「CB/CBR」シリーズをミラノで発表(1/2 ページ)
CBR500RとCB500Xは、日本では“中免”で乗れる400ccに。
本田技研工業(ホンダ)がイタリアで開催された「ミラノ国際モーターサイクルショー(EICMA)2018」で、新型バイク5車種を含む2019年の欧州市場向け新モデルを発表しました。初公開された5車種のうち、「CBR650R」「CB650R」「CBR400R」「400X」は日本での発売も予定しています。
「CBR650R」「CB650R」はデザインを一新
「CBR650R」「CB650R」の2車種は、それぞれCBR650FとCB650Fの後継モデルとして刷新する新型です。ミドルクラスの排気量では環境規制などの影響で年々減りつつある直列4気筒のエンジンや、往年の名車CB400FOURに通じる「美しく見せる」を重視したエキゾーストパイプなどの特徴を受け継ぐ一方で、コンセプトをやや変えてデザインを一新しました。
従来モデルは、市街地から長距離のツーリングまで快適に乗れるツアラー志向の「Fコンセプト」を採用していました。対して、フルカウルスタイルの「CBR650R」はスーパースポーツバイク「CBR1000RR」のデザインを取り入れ、これまでよりも鋭くスポーティ、攻撃的なデザインになります。
もう1つのネイキッドスタイル「CB650R」は、CB1000Rなどの新世代CBシリーズ(関連記事)と共通するデザインとなり、流行のネオレトロを意識した「ネオスポーツカフェスタイル」に一新しました。
「中免」で乗れる400ccもモデルチェンジ
500ccの並列2気筒(パラツイン)エンジンを搭載する「CBR500R」「CB500F」「CB500X」の3車種もモデルチェンジします。
この3車種はそれぞれ基本設計を共通としながら、CBR500Rはフルカウルのスポーツモデル、CB500Fはシンプルなネイキッド、CB500Xはデュアルパーパスと、それぞれガラリとデザインや用途を変えたモデルになります。
3車種共通の変更点としては、トルク特性を見直すとともに、新型リアサスペンションやアシストスリッパークラッチを導入。灯火類はフルLED化され、新設計のデュアルマフラーを装備します。
また現行モデルと同様に、日本市場向けには、免許制度の区分に合わせて普通自動二輪免許、いわゆるかつての「中免」で乗れる400cc未満の排気量に変更して発売します。CBR500Rは「CBR400R」に、CB500Xは「400X」として発売予定。なお2018年11月時点、CB500F(CB400F?)の日本発売は未定となっています。
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