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234馬力!?!? うぉぉやばい怪物出た ドゥカティ市販車最強マシン「パニガーレV4R」発表(1/2 ページ)

MotoGPマシン譲りの爆速マシン登場。Ninja H2と頂上対決してほしい。【写真92枚】

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 イタリアの2輪車メーカー・ドゥカティが「ミラノ国際モーターサイクルショー(EICMA)2018」で、新型スーパースポーツバイク「パニガーレV4R」を発表しました。

パニガーレV4R
パニガーレV4R(写真:ドゥカティ、以下同)

 パニガーレV4Rは、市販車ベースのマシンで競う国際レース「スーパーバイク世界選手権(SBK)」への参戦を目的としたホモロゲーションモデルであると同時に、2輪レースの最高峰「MotoGP」で培われた技術を市販車にフィードバックした同社のフラッグシップモデルです。

 仕様はともあれ「走行性能にスキル全振り」の潔さ。パニガーレV4/V4Sをベースに、MotoGPマシン直系の「デスモセディチ・ストラダーレR」と呼ばれるスーパーエンジンを搭載します。

 「R」の付かないデスモセディチ・ストラダーレは、サーキットも含めたスポーツ走行向けエンジンという位置付けで排気量1103cc、毎分1万3000回転時で210馬力を発生しました。デスモセディチ・ストラダーレRはさらにスペシャル。マジなサーキット走行向けに特化し、より高回転型にチューンしています。998ccとやや排気量を落としたV型4気筒エンジンは毎分1万6000回転以上回り、最大で何と234馬力を発生します(オプション装着時)。この値はドゥカティの市販車史上で最大の出力になるそうです。

ドゥカティの市販車としては最も強力な、最大234馬力のV4エンジンを搭載
ドゥカティの市販車としては最も強力な、最大234馬力のV4エンジンを搭載

 強力なエンジンやサスペンションのセットアップに加えて空力性能も重視しています。高速域での安定性を高めるために、フロント部分にカーボンファイバー製のウイングを備えます。また内部コンポーネントの軽量化により、ベース車種のパニガーレV4Sよりも2キロ軽い装備重量193キロを実現します。パワーウェイトレシオは約「0.82」です。ひぃぃぃ、1以下かよぉぉぉ。

カーボンファイバー製のウイングを装備
カーボンファイバー製のウイングを装備

 ちなみ同じく爆速イメージのモンスターバイク「カワサキ・Ninja H2(2019年モデル)」の最大出力は231馬力で車両重量は約238キロ。パワーウェイトレシオは1.03でした(関連記事)。出力値の差はわずか。この2台がバチバチに競う頂上対決を見てみたいものです。

カワサキ・Ninja H2(2019年モデル)
(参考)「Ninja H2(2019年モデル)」998ccの4気筒スーパーチャージャー搭載エンジンで最大出力は231馬力(画像クリックで詳細を表示)
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